中国、国家公園の設立を発表 生物多様性の保護を強化

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中国、国家公園の設立を発表 生物多様性の保護を強化

三江源国家公園の中心部にある年保玉則国家地質公園の風景。(8月25日撮影、小型無人機から、チクティル=新華社記者/張竜) 

 【新華社西寧10月20日】中国は12日、三江源、ジャイアントパンダ、東北虎(アムールトラ)・東北ヒョウ、海南熱帯雨林、武夷山などを第1陣の国家公園に指定すると発表した。

 専門家は、国家公園の設立について体系的な国家公園体制構築へ向けた確実な一歩であり、中国における生物多様性の保護にさらなる機会を提供すると指摘。国家公園は一般的な意味で単に観光やレジャーを提供する公園とは異なり、国の主要な機能区域計画における開発禁止エリアに属するとし、科学普及活動やレクリエーションを行わないのではなく、効果的な保護を前提として行う必要があるとの見方を示した。また、国家公園の設立は中国の人々に、科学普及活動、教育、レクリエーションのためのより良い場を提供すると述べた。

 中国はすでに国土の陸地面積の18%に当たる、各種自然保護区1万1800カ所と国家級自然保護区474カ所を有している。新たに設立する三江源など第1陣の国家公園の保護面積は23万平方キロメートルに達し、陸地に生息する国家重点保護野生動植物種の約3割をカバーしている。

 国家公園と自然保護区について30年近く研究してきた清華大学国家公園研究院の楊鋭(よう・えい)院長は、人と自然の調和共生は国家公園の最大の見どころになるだろうと述べた。国家公園が「生態環境の保護を第一に、国家の代表となり、公共の利益を実現する」という三大理念を堅持し、地球上の生物と文化の多様性を保護し気候変動の危機を緩和する上で重要な役割を果たすことが期待されている。(記者/李琳海、呂雪莉)