世界の化石燃料需要、2050年から減少へ IEA

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世界の化石燃料需要、2050年から減少へ IEA

中国河北省遵化市のガソリンスタンドで給油するスタッフ。(9月6日撮影、唐山=新華社配信/劉満倉)

 【新華社パリ10月20日】国際エネルギー機関(IEA)はこのほど、「世界エネルギー見通し2021年版」を発表し、各国の現行または発表済みの政策に基づくと、世界の化石燃料需要が30年代にピークに達してから横ばいとなり、50年以降に減少傾向に転じると予測した。

 世界の天然ガス需要は30年に4兆5千億立方メートル、50年に5兆1千億立方メートルに増える。石油需要は30年代半ばに1日平均1億400万バレルで安定し、50年以降から減少に転じる。石炭需要は25年までにやや増加し、その後ゆっくりと減少し、50年には20年を約25%下回ると見られている。

 IEAはまた、海外に石炭火力発電所を新規建設しないという中国の決定を評価した。

 二酸化炭素(CO2)排出量については、50年に20年の予測値から20億トン減少すると予測。理由としては世界の電力部門からの排出量が20~50年に25%以上削減されることによる。

 一方でIEAは、今後のエネルギー需要に対する世界規模の投資は依然として不足していると警告。今世紀末までに、気温上昇幅を摂氏1.5度以内に抑えるとの目標を実現するため、各国がクリーン電力をさらに普及させ、エネルギー効率に注目し、クリーンエネルギーのイノベーションに注力する必要があると呼びかけた。