阿蘇山噴火で衆院選女性候補が現地ルポ「硫黄のにおいが充満」「山が黒い」

本間明子氏が撮影した噴火した阿蘇山(東スポWeb)

熊本県の阿蘇山が20日午前11時43分ごろ、噴火した。2016年以来の噴火で、けが人は確認されていない。

衆院選(31日投開票)が前日始まったばかりで、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)公認で熊本3区から立候補している本間明子氏(40)は選挙活動中に噴火を目撃し、SNSに報告した。

阿蘇山は阿蘇郡に位置し、熊本3区の選挙区内にある。阿蘇山火口から南へ約10キロ離れた南阿蘇村で活動していた本間氏は「いま阿蘇にいるんですが、噴火しました」とSNSに報告。

その後、「火口から南東方向、南阿蘇村や高森町方面に降灰予報が出ています。灰はトゲトゲしていて、目が傷ついたり、車のガラスが傷ついたりしますので、お気をつけてください」と呼びかけた。

本間氏は取材に「噴火した時、音は聞こえなかったが、黙々と雲が大きくなったのが見えた。最初、噴煙は白かったが、次第に黒くなっていった。噴火から2時間くらいたって、風向きの影響なのか、硫黄のにおいが充満している。山も黒くなっている。知人から早く避難した方がいいと、多くの連絡を受けたが、住民の方が非常に落ち着いていることに驚いている」と話した。

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