地産地消と食品ロス削減をめざし管理栄養士の卵が「規格外りんご」ジャムを開発 畿央大学

畿央大学の食育ボランティアサークル「畿央nutrition egg team」が、地元・奈良県の規格外りんごを使用したジャムを考案。学園祭「畿央祭」でのウェルカムキャンパス企画として、10月24日にこのりんごジャムを使った親子オンライン料理教室を開催するほか、11月上旬から販売も開始する。

「畿央nutrition egg team」は、畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学の管理栄養士養成課程で学ぶ学生で構成された食育ボランティアサークル「ヘルスチーム菜良(なら)」に所属。奈良県の健康課題に対し、若い世代を対象とした食育活動が評価されて第4回食育活動表彰で農林水産大臣賞を受賞するなど、積極的に情報発信、政策提案、商品開発を行っている。

今回開発したりんごジャムは、社会福祉法人せせらぎ会の田中貴也パティシエにレシピ考案で協力を仰ぎ、奈良県矢田原町の窪田りんご園で栽培されたシナノスイートや紅玉などのうち、規格外となったりんごを使用。旬の味わいに食品ロス削減と地産地消というSDGsの視点を取り入れた、「畿央nutrition egg team」ならではの取り組みを形にした。

第19回畿央祭では、ウェルカムキャンパスオンライン企画として、小学校高学年の親子を対象に「学生と作ろう!旬の果物を使った親子オンライン料理教室」を開催。今回のオリジナルりんごジャムを使ったスイーツを親子で作り、「子どもの料理をする力を伸ばす」だけでなく、地産地消や食品ロスといった問題を考えるきっかけを提供する。

また、11月上旬からは奈良県大和高田市の「Ohisama・lunch」にてジャムの販売も開始する予定。

参考:

【畿央大学】奈良県産規格外りんごを使用したジャムを管理栄養士の卵とパティシエが共同開発!~ヘルスチーム菜良

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