買い物弱者を支援 えびのに移動販売車

エーコープみやざきがえびの市に初導入した「移動スーパーとくし丸」

 高齢者ら買い物弱者を支援しようと、えびの市のエーコープみやざきかくとう店は、「移動スーパーとくし丸」の運行を始めた。週4日、市内2地区を回り、食料品や日用品などを販売。見守り活動にも取り組む。
 エーコープみやざき(宮崎市、高橋則博社長)は、昨年3月から全国で移動販売事業を展開する「とくし丸」(徳島市)と提携。宮崎市など3市町で8台の移動販売を行っている。
 えびの市に初導入となる9台目は同店を拠点に、真幸地区と大河平地区の計約80軒を毎週2日ずつ訪問。JA共済連宮崎が寄贈した車両を使い、約350種類の商品を販売する。
 同店で14日、出発式があり、高橋社長は「移動スーパーは買い物に不自由を感じている人の支援や、対面での販売を通した見守り活動につながる。将来的には台数を増やしていきたい」とあいさつした。

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