ニューカッスル買収で話題のサウジ大富豪 今度はインテルも“爆買い”か

インテルのサポーター(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのニューカッスルを買収して話題のサウジアラビアの大富豪が、今度はイタリア1部インテルの買収に乗り出した。

サウジアラビアのモハメド・ビンサルマン皇太子率いる同国の政府系ファンド「PIF」がニューカッスルを買収して大きな注目を集めているが、イタリアの名門にも触手を伸ばそうとしている。

スペインメディア「ミオトラリーガ」は「PIFはニューカッスルを3億5000万ユーロ(約455億円)で購入し、すでに次の購入計画を準備している。それはインテルで合計10億ユーロ(約1300億円)を投資する用意がある」と報じた。

インテルのオーナーである蘇寧グループは本業の経営難からすでにクラブを売却する方針を決定。売却先の有力候補としてPIFが急浮上してきたのだ。

「ビンサルマン皇太子は、イタリアのサッカー界でも地盤を築こうとしている。サウジの財政力はインテルを救うためにやって来て、成功すればビンサルマンは歴史の中で最も重要なクラブの一つであるインテルを引き継ぐ」と現在交渉中と指摘。「ファンは欧州で再び偉大になるために、この買収ができるだけ早く成功することを望んでいる」と絶大な資金力を誇るPIFがオーナーになることによって、ファンも欧州屈指の銀河系軍団が実現することに大きな期待を寄せているという。

イングランドに続き、イタリアの名門の買収にも乗り出したサウジの爆買い皇太子。果たして次のターゲットは…。

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