蓮舫氏が東京9区で自民党の〝政治とカネ〟問題を猛批判「襟を正さなければいけない」

蓮舫氏(東スポWeb)

立憲民主党の蓮舫代表代行(53)は20日、公職選挙法違反事件で公民権停止となった菅原一秀氏(59)の東京9区(練馬区)で街頭演説会を開いた。

自民党は菅原氏の後釜に比例東京だった安藤高夫氏(62)を据えた。この日は丸川珠代前担当大臣(50)が応援に入り、有権者に支持を訴えた。

立民は新人で元朝日新聞記者の山岸一生氏(40)を擁立。蓮舫氏は同選挙区について「現職の大臣(菅原氏)がいなくなったことで変わった」と指摘した。

岸田文雄首相(64)が過去に〝政治と金〟で閣僚を辞任した甘利明幹事長(72)を同党の重要ポストに大抜てきした人事については「この問題をたいしたことがないと思っているんだと、私はがくぜんとした」と蓮舫氏。

さらに、「コロナ禍だからこそ、政府与党、野党もこの問題で敏感にならないといけない。雇用が不安定、女性ほど厳しい環境に立たされている。だったら政治家は自分の身内を守るのではなくて、みなさんを見なくてはいけない。(岸田首相の)幹事長人事を見て襟を正さなければと、私は思った」と持論を展開した。

同選挙区からは安藤氏、山岸氏のほかに日本維新の会から南純氏(38)、新党やまとの小林興毅氏(77)が立候補している。

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