【新日本・G1】後藤はタマ下し3勝6敗で公式戦終了「生き抜くことで新たな未来が見えてくる」

タマ・トンガ(左)を攻める後藤

新日本プロレス20日日本武道館大会「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、後藤洋央紀(42)がタマ・トンガ(39)を下して3勝目を挙げた。

前戦(14日、山形)でオカダ・カズチカの連勝を止め勢いに乗るタマとの公式戦。SRC(変型デスバレーボム)からシュプリームフローを浴びた後藤は、DSD(ダブルアーム式パイルドライバー)を阻止すると牛殺しで反撃に転じた。裏GTR、首折り弾と怒とうの猛攻で攻め立てた。

高度な切り返し合戦からのブレーンバスターを決められながらも、ガンスタンは阻止。そのまま後藤参式で丸め込むという引き出しの多さを見せつけ、3カウントを奪ってみせた。

開幕から4連敗で早々に優勝争いから脱落し、不本意な結果に終わったが最後に意地を見せた。後藤は「ふがいない結果だったかもしれないけどね、俺は最高に生きてることを実感したね。こんな結果だったけど、(NEVER無差別級)6人タッグチャンピオンとして弱音は吐いていられないんだ」と豪語。「明日からも俺は胸を張って、前だけを見て生きていく。そうやって何があっても生き抜くことで新たな未来が見えてくる。そうだろ?」と、今後の逆襲を誓っていた。

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