エムバペがPSGと1年延長か カタールW杯“フランチャイズプレーヤー”に破格条件

キリアン・エムバペ(ロイター)

来夏で契約が切れるフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)の同国代表FWキリアン・エムバペ(22)が、契約を1年延長する可能性が出てきた。

スペインの移籍専門メディア「トードフィチャージェス」は「エムバペがPSGとの更新にサインする選択肢を真剣に検討している。それは通常の更新ではなく、2022年11月から開催されるカタールW杯で〝フランチャイズプレーヤー〟として彼を望んでいるカタールの会長による強い要請で、1シーズンだけ関係が延長されるというものだ」と報じた。

エムバペはフリーとなる来夏にスペイン1部レアル・マドリードに移籍することが有力視されているが、PSGは粘り強く残留交渉を続けている。ただエムバペを翻意させることは難しく、短期の契約延長を模索。PSGのケライフィ会長はカタールサッカー界の〝ドン〟でもあり、エムバペには肝いりのW杯だけはなんとしても自らのチームから出場してほしいと要請しているようだ。

そのために破格の条件も用意しており「新しい契約ではFWリオネル・メッシを超えて、フランスクラブとして最高額の給料になる。(手取りで)年俸4500万ユーロ(約58億5000万円)だ」と超高額オファーを提示している。

エムバペ側も1年の契約延長ならば検討する姿勢を見せており、今後の交渉の行方に注目が集まる。

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