ファーウェイのKevin Hu氏:インテリジェントクラウドネットワークが新たな成長を促す

ファーウェイのデータ通信製品ライン担当プレジデントのKevin Hu氏が基調講演

AsiaNet 92452 (2525)

【ドバイ(アラブ首長国連邦)2021年10月20日PR Newswire=共同通信JBN】第7回Ultra-Broadband Forum(UBBF 2021)で、ファーウェイ(Huawei、華為技術)のデータ通信製品ライン担当プレジデントであるKevin Hu氏は、ファーウェイのIntelligent Cloud-Network Solutionの4つの新機能とオールシナリオのNetEngineシリーズのインテリジェントルーターを紹介した。これにより、差別化されたクラウドネットワークコンバージェンスサービス機能を提供し、産業界のデジタル変革を加速する。

デジタル化は世界的な開発トレンドとなっており、中国、中東、欧州連合(EU)など50以上の国と地域がすでに独自のデジタル戦略を発表している。その結果、デジタル化は、すべての人、家庭、組織のライフスタイル、生産、ガバナンスに大きな変化をもたらしている。

Hu氏によると、デジタル化は利便性を高め、前向きな変革を促す一方で、既存のネットワークに多くの課題をもたらす。例えば、CO機器室内のスペースが限られているため、既存のノードでは包括的なサービス処理機能を提供することが困難だ。リソースとネットワークの間に固定されたホーミング関係があるため、DC間のトラフィックを柔軟にスケジューリングすることが課題となる。既存のネットワークのハイブリッドサービスの運用では、今日の差別化されたサービス要求に対応するには不十分だ。

デジタル変革の過程で顧客が直面するネットワークの課題に対応するため、ファーウェイは、オールサービスのスーパーエッジCO、テナントレベルのハードスライシング、SRv6によるネットワークプログラマビリティー、クラウドネットワークの統合という4つの新機能を備えたIntelligent Cloud-Network Solutionを発表した。このソリューションは、事業者のネットワークリソースの価値と、クラウドとネットワークの補完的な利点を最大限に引き出すことで、クラウドとネットワークの統合を特徴とするDICTサービスアーキテクチャーを事業者が構築するのを支援する。具体的には、これらの4つの新機能により、以下のサービスを提供する。

*オールサービス・スーパーエッジCO:NetEngine 8000 Mシリーズのデバイスは、BRAS、CGN、IPsec、SRなど、本来は異なるデバイスによって提供されるマルチサービス処理機能を提供する。これにより、ホームユーザー、モバイルユーザー、エンタープライズユーザーへのCOによるサービス提供が可能となり、新たなビジネス成長の余地を広げるとともに、機器室のレンタル料や電気代によるTCOを削減し、最終的にFMCのネットワークサービス能力を向上させる。

*テナントレベルのハードスライシング:NetEngine A800シリーズのインテリジェントアクセスルーターは、さまざまなスライシングの利点を提供する。例えば、 複数の種類のサービスを提供すると同時に、そのサービスと決定論的サービスSLAとの間の物理レベルの分離を保証する。1000以上のサービスやアプリケーションで使用できるテナントレベルの階層的なスライシングをサポートし、洗練されたサービス保証を確実にし、収益化能力を倍増させる。その弾力的なスライスのスケーリングと分単位のロスレスな動的容量拡張により、顧客のサービス要求に応じたネットワークリソースの調整が可能になり、ネットワークリソースの無駄を省き、帯域利用率を30%以上向上させることができる。「ワンボックス・フォー・マルチサービス機能」により、企業のネットワークを大幅に簡素化し、TCOを40%削減する。

*SRv6によるネットワークプログラマビリティー:SRv6サービスチェーンは、サービスに基づいた柔軟なネットワークプログラミングを可能にするために使用され、複数のサービスの統合的なオーケストレーションを実現し、さらなる付加価値サービスタイプを提供する。SRv6ポリシーは、リアルタイムのパス選択、最適なレイテンシー、差別化された体験の保証をサポートする。企業は、ワンホップのみで1日以内のクラウドへのアクセスが可能で、サービスのプロビジョニングを劇的にスピードアップする。

*クラウドとネットワークの統合:Network as a Service(サービスとしてのネットワーク)は注目に値する。クラウド指向の簡略化されたAPIにより、OSSとBSSドメインの統合作業量は80%以上削減され、10以上のクラウドSPが事前に統合され、20以上のOSS/BSSドメインのベンダーが相互に接続される。これにより、ネットワーク全体の状況が可視化されたクラウドネットワークサービスを顧客に迅速に提供することができ、サービスを柔軟に調整して差別化されたDICTオプションを提供することができる。

会議では、Hu氏はまた、デジタル時代のインテリジェントなクラウドネットワークを事業者が構築する支援をする、あらゆるシナリオに対応したNetEngineシリーズのインテリジェントルーターを紹介した。これらのデバイスには、インテリジェント・クラウドアクセスルーター(NetEngine A800シリーズ)、オールサービス・アグリゲーションルーター(NetEngine 8000 Mシリーズ)、インテリジェント・バックボーンルーター(NetEngine 8000 X16)がある。

現在、世界を席巻しているデジタルの波の中で、クラウドとネットワークの融合は、時代とともに急速にアップグレードし、進化しており、事業者とファーウェイ双方にチャンスと課題をもたらしている。今後、産業界のデジタル変革に新たな勢いを与えるために、ファーウェイは引き続き事業者と協力してこれらの課題に取り組み、IPv6+インテリジェントクラウドネットワークを構築する。

ソース:Huawei

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(画像説明:ファーウェイのデータ通信製品ライン担当プレジデントのKevin Hu氏が基調講演)