【衆院選2021】アクリル板でコロナ対策 百貨店や地下街でも 神奈川県内、期日前投票スタート

アクリル板などを設置し、新型コロナウイルス感染防止策を講じながら実施されている期日前投票=伊勢原市役所

 衆院選(31日投開票)の期日前投票が20日、神奈川県内の全33市町村で始まった。役所・役場のほか、大型ショッピングセンターなどに計169カ所の投票所が設けられる予定。

 期日前投票所は、各市町村に1カ所以上開設され、今回は2017年の前回衆院選に比べ15カ所増えた。役所・役場や公民館などの公共施設だけでなく、駅前の百貨店や地下街など、利便性に配慮した場所に設置する例も多い。投票所は20日以降、順次開設され、多くの場所の投票時間は午前8時半から午後8時まで。

 各投票所ではスタッフと投票者を隔てるアクリル板が設置されるなど、新型コロナウイルス感染症対策が取られている。

 期日前投票の周知が進み、県選挙管理委員会によると、前回衆院選は県内で138万9242人が利用し、前々回(83万5080人)より大幅に増加した。

 県選管は「仕事や旅行などで31日に投票に行けない方は期日前投票を利用してほしい」と呼び掛けている。

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