中国とロシアを合わせた軍事力、2022年まで米国に近づき続けるが、超えることはない―米シンクタンク

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中国国営新華社通信系の参考消息によると、米シンクタンクのランド研究所は新しいリポートで、中国とロシアの関係について、「両国に対する米国の政策の継続により強化され続け、中国とロシアを合わせた軍事力は2022年まで米国に近づき続けるが、超えることはないだろう」と指摘している。

参考消息が17日、米軍事専門サイトのミリタリー・タイムズの報道として伝えたところによると、リポートの作者は、中国とロシアの関係を、実用主義の一つとして、さらには「米国のハードパワーとソフトパワーに拮抗(きっこう)する」バランスの上に構築されたものとして説明している。中国とロシアはまた、「軍国主義、干渉主義および他国への米国の価値観の強制的な押し付け」という米国のイデオロギーに対抗したいという願望を共有している。

リポートによると、中国とロシアの関係は、20年以上にわたって徐々に発展し、緊密になってきた。両国が03年に最初の共同「野外演習」を開始したことは、両国が「計算」に基づく関係から「協力」の関係に移行したことを示している。

中国とロシアは12年から17年の間に、主に「西側の制裁」によって関係を「コーポレーション」から「コラボレーション」へと強化した。

関係改善の鍵となったのは、02年の「軍事協力計画」であり、「軍事装備、技術ライセンスおよび共同研究開発の提供を拡大した」。中国は、戦闘機Su-27およびSu-30、誘導ミサイル駆逐艦、技術支援などのロシアの「ハイエンド」システムへのアクセスを許可された。

リポートの作者は、中国とロシアのこの協力が継続し、両国が合同演習と装備交換を通じて軍隊間の相互運用性を高めるとみている。

米国がアフガニスタンからの撤退を急いでいた今年8月、ロシアと中国は中国国内で初めてとなる大規模な合同演習を行った。同演習は、両国間の「新しいレベル」の軍事協力を反映したものだった。

リポートの作者は、米国とこの二つの主要な世界的競争相手との関係を控えめなものとする方法の一つは、中国とロシアに対する西側の制裁を減らすことだとみている。

ただし、この種の政策変更は「歓迎されない可能性が高い」。リポートの作者は、米政府が政策を変更しない場合、中国とロシアの軍事関係は発展し続け、世界的な舞台で米国にとってますます大きな挑戦になると述べている。(翻訳・編集/柳川)