球団の本気度がわかる! 中日・立浪新政権の外国人補強に大注目

貢献できず退団となったガーバー(東スポWeb)

中日OBや関係者の間で来季の外国人補強が注目されている。「どんな新外国人選手を獲得するかで(立浪新政権への)球団の本気度がわかる」と言われているのだ。

中日は20日、マイク・ガーバー外野手(29)と来季の契約を結ばないことを発表した。中軸としての活躍が期待されたが、わずか12試合の出場で打率1割5分6厘、0本塁打、1打点。5月17日に出場選手登録を抹消されてからはずっと二軍暮らしで、9月中旬には家庭の都合で帰国と残念ながらまったくチームに貢献できなかった。

与田監督と親しい関係者は「年俸5000万円(推定)で日本に来る外国人選手にクリーンアップを期待する方が無理。3年目で勝負のシーズンの補強が(球界最年長の)福留とガーバーだけって与田監督がかわいそうですよ」と球団のバックアップのなさを嘆く。

それだけに気になるのが立浪新政権での補強政策だ。中日から次期監督への就任要請を受けている立浪和義氏(52)は9月29日に収録されたテレビ番組の中で来季の中日の外国人補強について「(新外国人は)レフトかライト。クリーンアップを打てる長打のある選手」と語っていた。貧打解消のためには一発の期待できる打者は絶対に必要だが、もしもガーバーと同じような格安助っ人を連れてくるようなら、今季の二の舞になりかねない。

ミスタードラゴンズは中日にとって切り札的存在。それだけにOBの間からは「球団を持つからには〝おカネがないから補強できません〟は通用しない」「立浪は監督を引き受ける前にしっかりと球団の補強についての考えを確認した方がいい」という声が上がっているが果たして…。

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