【ZOZOチャンピオンシップ】一大勢力なるか 松山英樹が“軍団”結成へ活発化

「松山軍団」結成へ(東スポWeb)

男子ゴルフの松山英樹(29=LEXUS)周辺に〝松山軍団〟結成の動きが活発化しつつある。米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(21日開幕、千葉・アコーディア習志野CC)開幕を前に20日は会場で練習ラウンド。2週間前に同組を〝予約〟した東北福祉大の後輩である金谷拓実(23=Yogibo)と関係者を通じた〝ラブコール〟を実現させた売り出し中の若手・久常涼(19=SBSホールディングス)らと回った。

松山は「久常選手は魅力的な選手。金谷は知った仲なので何とも思わないけど、若い選手たちがPGAツアーに来ることは大事だと思う」と米ツアー出場を歓迎した。もちろん今回は日本開催だから実現した練習ラウンドだが、かねて米ツアー参戦を目標に掲げる金谷はもちろん、「ずっとテレビの中の人だった」と初対面に感激した久常も目指す舞台は同じだ。

昨季は「マスターズ」初制覇の快挙を達成するなど異国の地で活躍する松山に、あこがれて米国を目指す若手は金谷や久常だけではない。近い将来、日本人ツアーメンバーが増えていけば一大勢力となる可能性は十分だ。

松山は「マスターズ」優勝後に「僕がここで勝ったことで、テレビで見ている子供たちが5年後、10年後、ここの舞台に立って、その子たちとトップを争うことができたら、すごくうれしい」と語ったが、すでに後輩選手たちが自らの背中を追いかけてきており、頼もしい限りだろう。

今大会では先輩の威厳を示すためにも2位だった2019年大会のリベンジといきたいところ。松山は「日本開催だし、少しでもいいところで回りたい」と意気込んだ。

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