新型シビックSi、「ベースグレード以上タイプR未満」の“身の丈に合ったスペック”に国内導入を望む声【みんなの声を聞いてみた】

ホンダの北米部門は2021年10月19日(現地時間)、11代目となる新型シビックの高性能モデル、新型「シビックSi」を世界初公開した。新型シビックSiは、シビックセダンをベースに、高出力化されたターボエンジンや専用装備などを装着したモデル。日本では、新型シビックはハッチバックのみの展開で、そもそもセダンは未導入だが、一部ファンの間では新型シビックSiの導入を望む声も聞こえる。そんな注目の集まる新型シビックSiついてSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

ホンダ 新型シビック Si(北米仕様)

最高出力200hp・最大トルクは26.5kgmを発揮する新型シビックSi

ホンダ 新型シビックSi(北米仕様)

今回発表された新型シビックSiは、究極の高性能モデルである「タイプR」と、標準モデルの間を埋めるグレードにあたる。

搭載されるエンジンは、標準モデルと同様に1.5リッターターボながら、標準モデルでは最高出力180hp・最大トルク24.5kgmなのに対し、Siでは最高出力200hp・最大トルクは26.5kgmとさらなる高出力化が図られている。

組み合わされる6速MTには、シビックタイプRにも採用されたレブマッチシステムをシビックSiとして初採用。剛性の高いシフトレバー取り付けブラケットと、新開発のアルミ製シフトノブにより、シフトフィールが従来より改善されている。

ボディ剛性では、ねじり剛性で8%、曲げ剛性で13%ほど先代シビックSiから向上し、歴代シビックSiのなかでもっとも高い剛性を実現。また、スプリングレートは新型シビックセダンと比較して、フロントで8%、リアで54%引き上げられている。

そのほか、フロント・リアに大径スタビライザーを備え、ボディのロールも最小限に抑えているほか、ステアリングフィールの向上、フロント・リアブレーキの強化も実施されている。

専用デザインのエクステリアは、フロントフェイスでは赤の「Si」バッジを装着するほか、よりアグレッシブなバンパーを備え、リヤでは2本出しマフラーなどを装着している。

“身の丈に合ったスペック”として日本導入を望む声

ホンダ 新型シビックSi(北米仕様)

そんな注目の集まる新型シビックSiについて、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

まずはデザインについての声。

「欧州車みたいなデザインでカッコいい」

「こんなデザインのセダンなら日本でも乗ってみたい」

「すっきりとしたデザインに、200馬力の1.5リッターVTECターボ搭載はすごい魅力的」

新型シビック同様、スッキリとしたシンプルなデザインに好印象の声が多い。

そうした上で、

「日本導入熱望!」

「買えないタイプRより買えるをSiを国内で売ってほしい」

「セダンだと日本導入は無理なのかな」

「昔Siを乗っていたので、やっぱりシビックのSiが出ると気になる」

「タイプRも楽しみだが、Siの方が身の丈に合ってはいると思う」

「タイプRだとリヤウイングが大きく、妻に不人気。Siは大人が乗って日常使いに恥ずかしくないデザインが良い」

と、日本導入を望む声が多く見受けられた。特にタイプRと比較する声は多く、標準車よりもスペックは高いものの、タイプRほどハイスペックでなく、かつ見た目も落ち着いているところに好感を持つ声が多く挙がっている。

セダンは日本導入無しと予測する声

ホンダ 新型シビックSi(北米仕様)

日本導入を望む声など好印象の様子の新型シビックSiながら、やはりネックはセダンモデルといったところの様で、

「日本はセダンの需要が少なく導入されないけど、アメリカだとパフォーマンスセダンの需要はあるもんな。素直に羨ましい」

「ハッチバックの受注が好調だから、日本にはますますセダンは入ってこなそう…。戦略変更とはならないかな?」

「それでも日本ではベーシックグレードとタイプRの2グレード展開なんだろうな」

「国内では台数売れないから仕方がないんだろうけど、日本市場を全く見ていないのは悲しい」

と日本導入は無いと予測するも声も少なくない数で挙がっている。果たして今後、セダンやSiの国内導入はあるのか? 僅かな希望を抱きながら、これからの展開に期待したいところだ。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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