21日（木）午後は、寒気の影響で北日本は北海道を中心に雨が降りやすい見込み。九州から沖縄にかけても、湿った空気の影響で雨の所が多くなりそうだ。関東など東日本の太平洋側は晴れているが、この方面はあす22日（金）に天気が崩れる見込み。
地域それぞれ
北海道は21日（木）午後も雨の降る所が多く、局地的に雨が強まる見通し。この方面は19日（火）からの雨で地盤の緩んでいる所があるため、引き続き夕方にかけて土砂災害に警戒が必要だ。東北の日本海側や北陸も、まだ所々でにわか雨がある見通し。西日本は九州で雨の降っている所があるが、午後は四国でも天気の崩れる所がある見込み。東海や関東はやや雲が多く気温も低めだが、穏やかな状態が続きそうだ。
22日（金）関東冷える
あす22日（金）は九州南部の天気は回復するが、東海（静岡）や関東は早い時間から雨の降り出す所があり、日中は東京など関東南部を中心に冷たい雨となりそうだ。当初の予想より雨雲が北へ広がる可能性があり、沿岸だけでなく関東北部でもすっきりしない空模様が続くかもしれない。関東は気温が上がらず、東京都心は日中も12℃前後と、かなり肌寒い状態が続きそうだ。
また、22日（金）は、西日本の日本海側でも大気の状態が不安定となり、九州北部など場所によっては朝から雨の降る所がありそうだ。夕方以降は北陸にも雨雲がかかる予想で、局地的に雷を伴う見込み。関東だけでなくその他の地方も、22日（金）は気温が低めで、名古屋や大阪は18℃前後と11月中旬並みの予想だ。
週末以降の天気
23日（土）は寒気の影響を受ける日本海側、特に山陰から北の日本海側にかけて断続的に雨が降る見込み。この方面は日差しがあっても、午前中を中心に天気が変わりやすいので、特に徒歩での移動は雨具持参が必須となる。24日（日）は高気圧に覆われて、日本海側を含めて青空が広がる見込み。日中は平年並みの気温まで上がる所が多く、関東から西は20℃以上で過ごしやすくなりそうだ。 来週前半は、太平洋側から次第に雲が多くなる予想で、沿岸部は25日（月）午後から26日（火）にかけて雨雲の広がる所がありそうだ。しばらく低温傾向が続く地域でも、週明けには気温が平年より高くなる所が多い見込み。この先、気温の変化が大きくなるので、体調管理に注意が必要だ。 （気象予報士・高橋和也）
