日本ハムは10人前後を戦力整理か ドラフトで大量9人指名、支配下は現状76人に

ドラフト1位の天理・達孝太(左)と日本ハム・斎藤佑樹【写真:市川いずみ、石川加奈子】

ドラフトでは1位の天理・達ら有望高校生を5人指名した

今月11日に行われた「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」では支配下で計77選手が12球団から指名を受けた。一方で、第1次戦力外通告期間が進み、各球団が来季に向けた戦力整理を進めている。ここでは各球団のドラフト指名人数、現時点での支配下登録数を検証する。

今回はパ・リーグ下位に低迷し、栗山英樹監督の今季限りでの退任が決定した日本ハム。ドラフト会議では1位で身長193センチの大型右腕・達孝太投手(天理高)を一本釣りし、他にも有薗、阪口、畔柳、松浦と将来性豊かな高校生を相次いで指名するなど、支配下では12球団最多となる計9選手の交渉権を得た。

今季の日本ハムは支配下登録67人で開幕し、4月に谷川昌希投手を阪神から金銭トレードで獲得。8月に中田翔内野手を巨人に放出し、宮田輝星外野手を支配下登録した。そして斎藤佑樹投手が今季限りで現役を引退。現時点で戦力外を通告したのは育成の海老原一佳外野手だけという状況だ。

斎藤の引退で67人、これにドラフト指名9選手が加わると76人になる。今季開幕時の支配下数を鑑みれば、今後10人前後が戦力整理の対象になると予想される。10年間指揮した栗山監督が退く日本ハム。選手の顔ぶれも大きく様変わりしそうだ。

○日本ハム(支配下登録68人)

・現役引退
斎藤佑樹投手

・ドラフト
1 達孝太投手(天理高)
2 有薗直輝内野手(千葉学芸高)
3 水野達稀内野手(JR四国)
4 阪口樂投手(岐阜第一高)
5 畔柳亨丞投手(中京大中京高)
6 長谷川威展投手(金沢学院大)
7 松浦慶斗投手(大阪桐蔭高)
8 北山亘基投手(京産大)
9 上川畑大悟内野手(NTT東日本)(Full-Count編集部)

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