第28回中国楊陵農業ハイテクフェアを10月22日から26日まで中国北西部の陝西省で開催

教育、訓練、科学研究、交流、サービスサポートを兼ね備えた上海協力機構(SCO)近代農業交流センター

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【楊陵(中国)2021年10月20日新華社=共同通信JBN】しばしば「農業オリンピック」と呼ばれる第28回中国楊陵農業ハイテクフェア(China Yangling Agricultural High-tech Fair)は、10月22日から26日まで陝西省楊陵で開催される。

中国陽陵農業ハイテクフェア組織委員会によると「science and technology innovation drives rural vitalization(科学技術のイノベーションが農村の活性化を促進)」をテーマとする同フェアの展示エリアは20万平方メートルに及び、2100のブースがある。

この5日間のイベントでは、上海協力機構(SCO)加盟国の近代農業の発展に関する円卓会議を含む12の主要な活動が取り上げられる。同フェアは、今年はCOVID-19パンデミックのためにオンラインとオフラインのセッションを開く。

1994年に創設されたこのフェアは、中国における農業科学技術の成果を示す最大かつ最も影響力のある展示会の1つである。このフェアは、農業科学技術の最新の成果を実証するためのプラットフォームを、そしてまた、世界中の農業専門家が交流と協力に従事するための窓口を提供する。

このフェアは2020年に9000以上の新しい農業科学技術の成果を展示し、50を超える国・地域から150万人のオンラインおよびオフラインの参加者を呼び込んだ。

1997年7月、楊陵は中国で最初の農業ハイテク産業実証区となった。それ以来、上海協力機構(SCO)のために農業技術の交流と訓練の実証拠点が楊陵に設立された。さらに、楊陵は地域内の農業資源を統合し、広範な国際農業交流と共同プロジェクトに着手した。

現在までに、楊陵は13の国際科学研究およびイノベーション協力のプラットフォームを構築し、8つの国際協力パーク、およびSilkroad Agricultural Education and Research Innovation Alliance(シルクロード農業教育・研究イノベーション連合)が設立された。農業対外援助技術研修プログラムは110カ国・地域にサービスを提供し、3000人以上の外国の農業関係者と技術者が研修を実施した。

さらに、中国の農業・科学都市である楊陵は、国連食糧農業機関(FAO)などの国際機関や60を超える国・地域と緊密な協力関係を築いている。

ソース:The Organizing Committee of China Yangling Agricultural Hi-Tech Fair

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