【NLCS】ブレーブスがウリアス攻略 リーグ優勝に王手

【ブレーブス9-2ドジャース】@ドジャー・スタジアム

ブレーブスは逆転負けでリーグ優勝決定シリーズ第3戦を落としたものの、第4戦は3回までに3本塁打を放つ一発攻勢でドジャース先発のフリオ・ウリアスを攻略。9対2で勝利し、対戦成績を3勝1敗として1999年以来22年ぶりのリーグ優勝に王手をかけた。ドジャースは第2戦のリリーフ登板から中2日で先発したウリアスが3本のアーチを浴びて5回8安打5失点と誤算。打線も4安打2得点と振るわず、昨年同様に1勝3敗と追い込まれた。

2回表にエディ・ロサリオとアダム・デュバルの連続アーチで2点を先制したブレーブスは、3回表先頭のフレディ・フリーマンもソロ本塁打。さらに二死1・3塁のチャンスを作ってジョク・ピーダーソンのタイムリーで4点目を奪った。5回表はデュバルがタイムリーを放ち、9回表にはフリーマンのタイムリー二塁打とロサリオの3ラン本塁打で4点を追加してダメ押し。好調のロサリオは2本塁打と1三塁打を含む5打数4安打4打点の大活躍だった。

ウリアスが5イニングを投げたドジャースに対し、ブレーブスはジェシー・チャベスをオープナーに起用してブルペンゲームを展開。2番手ドリュー・スマイリーが5回裏に一死1・3塁のピンチを招き、3番手クリス・マーティンが二死2・3塁からAJ・ポロックに2点タイムリーを許したが、ドジャースに与えた得点はこの2点だけだった。

ドジャースは世界一に輝いた昨季、ブレーブスに1勝3敗と追い込まれたあと、3連勝でワールドシリーズに駒を進めたが、昨季はコロナ禍の特例で中立地開催だった。明日の第5戦に勝利したとしても、ホームフィールド・アドバンテージにより第6戦と第7戦が敵地アトランタで開催されることを考えると、1998~2000年のヤンキース(3連覇)以来となるワールドシリーズ連覇に限りなく赤に近い黄信号が灯っていると言えそうだ。

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