資産48兆円のニューカッスルがブルース監督を解任 バルセロナFWデンベレに熱視線

解任されたブルース監督がボールを蹴る(ロイター)

総資産48兆円のサウジアラビア公共投資基金(PIF)などが支援する共同事業体によって買収されたイングランド・ニューカッスルは20日、スティーブ・ブルース監督と契約を解除したと発表した。

後任監督は未定ながら、英「BBC」など各メディアは、インテルの元監督アントニオ・コンテ氏をはじめ、チェルシー前指揮官のフランク・ランパード氏、ドルトムント元監督のルシアン・ファブレ氏ら大物の名前が浮上する中、ローマ元監督のパウロ・フォンセカ氏が有力と報じている。

その一方、来年1月の移籍市場解禁に向けて戦力補強の計画も進んでいる。米「ESPN」によると、ニューカッスルはスペイン1部バルセロナのフランス代表FWウスマヌ・デンベレ(24)の獲得に照準を合わせているという。デンベレはバルセロナとの契約延長に合意したものの、まだサインしておらず、冬にニューカッスルへの移籍を視野に入れているみられている。

また、同メディアはスペイン1部レアル・マドリードのウェールズ代表FWガレス・ベイルやイタリア1部ユベントスの同代表MFアーロン・ラムジー、フランス代表MFアドリアン・ラビオをリストアップしているとし、他にもドイツ1部ボルシアMGのMFデニス・ザカリアが候補に上がっていると伝えている。

世界一リッチなクラブになったことで世界中から選手の売り込みも殺到しているが、後任監督を含めて今後の新チーム編成の動向が注目される。

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