槙原寛己プロデュースのカレーパン!球種で例えたら何?

無類のカレー好きとして知られる野球解説者・槙原寛己が「Bakerys Kitchen ohana」とカレーパンブランド「ニューデリー」のコラボをプロデュースして、カレーパンの新メニューとして「ほうれん草チーズカレーパン」「讃岐カレーうどんパン」、さらに注目メニューとして「たこ焼パン」の発売を開始させた。

ジェイタメ編集部ではプロデュースした槙原寛己に新メニューのこだわりや、カレーについて聞いた。

――今回のカレーパン、こだわりポイントは?

僕は基本カレーが大好きなんで、カレーパンは好きなんですよ! ただね‥普通のカレーパンはたくさんあるので、僕がやる以上“変わり種”をやりたいな!っていうのがありました。

この「ほうれん草チーズカレーパン」は 僕もよくカレー屋さんに行くんですけど、トッピングでほうれん草とチーズはカレーに絶対合うじゃないですか・・じゃあ作ってみようということになって、ほうれん草をパン生地に練りこんだんですよ、これがパンを切ったときに緑が見えてインパクトがあるじゃないですか! 食べて美味しいのも大事だけど変わった見栄えでインパクトを残すことも大事だなって。仕事で会った方にこのパンを配るんですけど、すごく喜んでもらえます。中にチーズが入っていて混ぜ込んでないので、食べながら味が変わっていくんですよ!そんなところも楽しいですよね。

――この「カレーうどんパン」はすごい発想ですね!

これは、なかなかイキましたよね(笑) まぁ~炭水化物と炭水化物で攻めましたけど、カレーうどん美味いですからね(笑)、それも讃岐うどんで、それをパンで包んでも良いんじゃないのって!

――現役時代はこういった食べ合わせはやられてたんですか?

全然大丈夫ですね!運動量は多かったですからね、気にしたことはなかったんですけど・・この「カレーうどんパン」は男のメニューですね。まぁ~女性が多いお店なので今後はヘルシーなメニューも考えていきたいですね。今は5つのラインナップなんですけど、季節によって売れ筋って変わって行くので、看板メニューを替えても良い訳じゃないですか・・二軍の選手を一軍に上げる様に!それは楽しいですよね(笑)

――「カレーうどんパン」の衣に特徴があるんですけど

これは「天かす」です! 食感が他のパンと変わってくるんです・・やっぱ讃岐うどんには「天かす」でしょ~フッフッフッ~(ニヤ笑)

――やっぱりうどんを食べるときは「天かす」入れるんですか?

僕は入れますよ! ぜんぜん味変わるじゃないですか、天かすは素晴らしいと思いますから・・

――それと、この「たこ焼きパン」もインパクトありますね!

これ、カレーは入ってないんですけど、「やりましたよね!」って感じです(笑) が、やっぱり食べてもたこ焼きが強いですよね! たこ焼きは包んでも“たこ焼き”感はあります、インパクト重視です。

――グルメ専門誌じゃないのでちょっと変わった質問をしますけど「ほうれん草チーズカレーパン」野球の球種で例えると何ですか?

そうですね・・ツーシームです。真っすぐに見えるんですけど、ちょっと変化してバッターを打ち取る球なんですけど、三振を取れる球じゃないんですけど、ダブルプレーを取れたりする非常に良い球なんです! やっぱりカレーパンって重いイメージがあると思うんですけど、ほうれん草とチーズが口の中でうまく溶けあって、モチモチしてても意外に軽いんですよ! ツーシーム=使い勝手がある、ほうれん草チーズカレーパン=いろいろ味わえる・・そんなイメージです。

――「カレーうどんパン」は?

ナックルです! 僕は投げれないんですけど、あんまりナックルを投げる人見たことないでしょ! 日本に今ナックルボーラーいないですからね・・カレーうどんを中に入れたってパンなかなか無いでしょ(笑) キャッチャーも捕れないボールなんですから、冒険ではありますけど。

――最後に「たこ焼きパン」は?

これはですね、顔の辺りにくるビーンボールですね! 食べた人が怒るかもしれない(笑)、でも意外な組み合わせもあるんだって・・美味しく食べてもらえますよ。やっぱりバッターを抑えるためには、しっかりインコースの高めを突いていかなきゃいけないので、そんなに試合では投げる球じゃないんですけどね「攻め」です、このパンも同じです。

――そもそも槙原さんとカレーの出会いって?

お袋のカレーと、給食のカレーですね。給食でカレーがでると嬉しくてね! お袋のカレーはシンプルで当時を思いだしますね、いわゆる黄色味が強いルーで僕のカレーの“原点”ですね。最近は色の濃いカレーが好きで、奥さんが作ってくれるカレーが一番美味いと思ってます。

――槙原さん的なカレーをもっと美味しく食べる方法は?

絶対“カツ”ですよね! カツカレーは王道でしょう(笑)。カロリー気にしてる時はチキンカツにしてみたり、やっぱトンカツは美味いですよね、“カツカレー”に勝てる物はないですよ!

――野球界で例えると?

カレーとカツは、王さんと長嶋さんの「O・N」最強のコンビですよ。

――カツカレーパンの開発の予定は?

価格設定に問題がありますよね、500円になってきちゃうと普通の人はランチプレート食ううでしょ・・そのせめぎ合いですね。カレーパンって大きく見えるけど、揚げる前は意外に小さいんですよ、その中でカツを入れるのは相当研究しないとね、難しいですよ。

――カレーと野球の接点は?

本当は先発する前とかは、胸やけがするっていうんで避けられていたんですけど、イチロー君が大リーグ行ってて、朝、カレーを食べて打って来るって事で、イチロー君が公言したことによって僕も安心してカレー食べてるって言えるようになったので良かったです。カレーファンからすると嬉しいカミングアウトしてくれましたよね(笑)。それに、東京ドームにも、巨人軍の練習所にも全部ありましたよ! 今はわかりませんけど、僕らの頃はカレーからうどんから殆どのメニュー全部ありましたよ、試合に出る選手はカレーをガツガツ食べるイメージはなかったですけど、カレーは絶対ありましたね。

――お味の方は?

東京ドームって中で火が使えないんですよ、だから外で調理して持ってくるんで“攻め”ては無いんです(笑)。まぁ~ここでめちゃくちゃ美味しいカレーを作る理由はないんですけど、お腹に優しくて「可もなく不可もなく」ってカレーですよ。美味しいカレーは自分で金払って食えば良いんですよ。

――最後にこの「Bakerys Kitchen ohana」と「ニューデリー」のコラボカレーパンのPRをどうぞ!

なんでもそうなんですけど、是非1回試して欲しいなと思います、自信を持ってすすめられるカレーパンです。

【槙原寛己】

1982年、大府高校(愛知県)からドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。

翌83年には初登板初完封を達成するなど、12勝を挙げ新人王を獲得。

1994年5月18日の広島東洋カープ戦で、プロ野球史上15人目の完全試合を達成。

その後完全試合の達成はなく、20世紀最後で平成唯一人の達成投手となっている。

2001年に現役を引退。現在は、野球解説者として活躍中。

テレビ番組等で「僕はカレーがあれば、1ヶ月間何もいらない」と話すなど無類のカレー好きである事を公言。

【展開ブランド】「Bakerys Kitchen ohana」カレーパンブランド「ニューデリー」

2014年5月に埼玉県最大規模の大型ベーカリーとして開店。

地域の人々から愛される「No1セレクトベーカリーショップ」を目指している。

http://www.ohanabakerys.com/

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