【ラグビー】ジョセフHCが見据える〝未来〟 23日オーストラリア戦「若い選手は大きなチャンス」

ジョセフHD(東スポWeb)

日本ラグビー協会は21日、オーストラリア戦(23日、昭和電工ドーム大分)に臨む日本代表の登録メンバー23人を発表した。新たに主将を務めるフランカーのピーター・ラブスカフニ(32=東京ベイ)、SO松田力也(27=埼玉)、SH流大(29=東京SG)らを先発起用。前主将のリーチ・マイケル(33=BL東京)、田村優(32=横浜)はリザーブに回った。

この日、オンラインで会見を行ったジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HD=51)は、2019年W杯で司令塔としてチームに貢献した田村が手の負傷などで準備不足であることを明かし「今回はしっかり準備ができている松田を選んだ」と説明。それでも経験豊富な田村、リーチらには「後半から出てきて、そこで活躍することで試合にインパクトを出してくれるのではないか」と期待を寄せた。

その一方、同HCは会見で「未来」という言葉を多用。23年W杯フランス大会に向けて新たな可能性に興味を示し「2年間で2試合しかゲームがない中で今後のことを考えつつ、今の現状を正しく知ること。若い選手には大きなチャンスだと思う」と言いきった。

対戦相手について「毎試合力をつけているクオリティの高いチーム」としつつ「私たちにとっては大きなチャレンジだ」と強調。世界ランキング10位の日本に対してオーストラリアは3位。〝格上〟にどんな試合を見せてくれるか楽しみだ。

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