【卓球】石川佳純「五輪が2か月前と思えないぐらい昔に感じる」すでに世界選手権に向け再スタート

イベントに出席した石川(シスコシステムズ提供)

卓球女子で東京五輪団体銀メダルの石川佳純(28=全農)が21日、シスコシステムズの記者発表会に男子団体銅メダルの張本智和(18=木下グループ)とともに出席した。

ネットワークシステムのサービスを行う同社から試合映像やデータ分析のアプリなどの提供を受ける石川は、シングルスこそ準々決勝で姿を消したものの、団体でチームをけん引。伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(日本生命)と表彰台に立った。大舞台での戦いを終え「2か月前とは思えないぐらい昔に感じるんですけど、大きな目標にしていた東京五輪で練習してきたことを出せた部分が多く、銀メダルを獲得できてすごくうれしかったです」と笑顔を見せた。

五輪では試合前に対戦相手を映像で確認した。〝ルーティン〟のように欠かさず行ったが、特に役立ったのはシングルス初戦となった3回戦だったという。「対戦したことがなかったので、癖とかが分からなかった。今まで以上にサーブ、レシーブ、コース取りというのをしっかり見ることができたので、試合にすごく生かせました」

この日は終始リラックスした表情だったが、すでにTリーグに出場して実戦モードに入っている石川。11月の世界選手権(米ヒューストン)はシングルス、平野とペアを組んでダブルスに出場する。

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