オリ宮城“ド緊張”も6回途中1失点で13勝目「毎打者、足の震えが止まらなかった」

オリックス・宮城大弥【写真:荒川祐史】

6回にブランドンにソロを浴びるも5回2/3、5安打1失点の粘投

■オリックス 3ー2 西武(21日・京セラドーム)

オリックスの宮城大弥投手が21日、京セラドームで行われた西武戦に先発。5回2/3、5安打1失点の粘投で今季13勝目をマークした。優勝争いを続ける中での登板だったが「毎打者、足の震えが止まらなかった」と、極度のプレッシャーを背負っていたことを明かした。

初回の先頭・外崎にいきなり3ボールとなり異変に気付いた。「本当に怪しいなと思いながら投げていた。イニング間のキャッチボールとか分からないぐらい投げた。感覚が少しでも戻ればと思って」。初回を無失点で切り抜けても目に見えないプレッシャーが押し寄せてきた。

「あんまり足震えるのやめてほしいと思っていた(笑)。毎打者です……。今シーズン初めて震えました」

それでも、失点は6回にブランドンに浴びたソロの1点のみ。イニング途中での降板となったがリリーフ陣、打撃陣に助けられ13勝目を手にした。

レギュラーシーズンでは最後のマウンド。今季は初登板でも白星で飾っており「最初と最後、勝ちで終われたのは良かった。絶好調じゃない中で勝てたのはホッとします」と、最後はようやく笑顔がこぼれていた。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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