【新日本・G1】負傷の飯伏は右肩脱臼 優勝決定戦での悲劇にレスラーたちからも激励の声

着地時に負傷し動けなくなった飯伏(東スポWeb)

新日本プロレス21日の日本武道館大会で行われたG1クライマックス優勝決定戦で、Bブロック1位の飯伏幸太(39)がAブロック1位のオカダ・カズチカに負傷によるレフェリーストップ負け。史上初の3連覇の夢が絶たれた。

残酷な結末が待っていた。一進一退の攻防が続いた20分過ぎ、レインメーカー式ハイキックからジャンピングニー、さらにカミゴェと怒とうの猛攻で試合のペースを掴んだ。さらにコーナーポストにあがり奥の手・フェニックススプラッシュを発射。だがこれを間一髪で回避されると、着地時に負傷しピクリとも動けなくなってしまう。即座に試合続行不能と判断され、レフェリーストップで飯伏の敗北が告げられた。

飯伏は右肩を脱臼したと見られ、リング上でトレーナーから肩を入れる処置を受けた。2009年の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」決勝戦ではファイヤーバードスプラッシュを放った際に左肩を脱臼。当時は最後まで戦い抜いたが、この日は立ち上がることができなかった。

優勝決定戦の舞台で起きた悲劇。飯伏はノーコメントで会場をあとにしたが、オカダからは「飯伏幸太とまたやらせてください」と再戦を約束された。またSNS上でもレスラーたちから激励の声があがっており棚橋弘至は「がんばれ」と短文を投稿。KENTAも「飯伏待ってるぞ」とハッシュタグをつけてツイートした。

© 株式会社東京スポーツ新聞社