【新日本】オカダがG131制覇!飯伏幸太はレフェリーストップに!オカダ「胸を張ってG1チャンピオンと言いたい」10.21 日本武道館

21日、新日本プロレスは東京・日本武道館で『G1 CLIMAC31 優勝決定戦』を開催。

メインイベントでAブロック1位の飯伏幸太とBブロック1位のオカダ・カズチカが対戦した。

オカダは再三の飯伏の厳しい攻めに耐え抜き、飯伏がカミゴェからのフェニックススプラッシュを放ったその刹那…飯伏は身動きがとれなくなり負傷し身動きがとれなくなったと判断され、ドクターストップによりオカダが勝利。オカダ・カズチカがG1 CLIMAX31の覇者となった。

G1 CLIMAX 31 優勝決定戦
【日時】2021年10月21日(土) 16:30開場 18:00開始
【会場】東京・日本武道館

試合経過は下記の通り

入場の花道に飯伏を誘導し場外DDTを放ったオカダ

オカダはマネークリップで飯伏を再三締め上げる

飯伏はトップロープからのラ・ケブラータを敢行

飯伏がカミゴェをヒットさせるもオカダはキックアウト。飯伏はニ―パットをずらしとどめの一撃を狙う

飯伏は渾身のフェニックススプラッシュを実施するもオカダはこれをかわす

飯伏が身動きがとれなくなり、レッドシューズ海野レフェリーが試合を止めた。

**▼第5試合 時間無制限1本勝負
「G1 CLIMAX 31」優勝決定戦**

【Aブロック代表】✖飯伏幸太 vs オカダ・カズチカ〇【Bブロック代表】

25分37秒 レフェリーストップ
※オカダが『G1 CLIMAX 31』優勝

試合後、動けない飯伏にドクターが駆け込む

オカダは飯伏に「もう1度」とジェスチャー

あと少しのところで怪我により試合を終わらせてしまった飯伏は悔しさをこらえきれず

リング上ではオカダが大張社長から優勝旗とトロフィーを授与される

オカダ「G1CLIMAX~!決勝戦、怪我でレフェリーストップという形になってしまいましたけど、ボクは胸を張ってG1CLIMAX31のチャンピオンだと言いたいと思います。日本全国で熱い戦いをしてきたという自負もありますし、勝ちは勝ちです。G1のチャンピオンはオレだ~!本当に1ヶ月に渡り熱い熱い応援ありがとうございました。これから東京ドームに向けて、いや関係ない。新日本の中心はレインメーカー。オレが盛り上げないと面白くないでしょ。またオレが盛り上げていきます。というわけで…と言いたいところですが、飯伏幸太…不完全燃焼なんです。またやろうぜ、この野郎!G1チャンピオンとして新日本プロレスにお願いをさせて下さい。飯伏幸太とまたやらせて下さい。飯伏幸太を待つ証として4代目IWGPヘビーのベルトを下さい。そして新日本プロレス、オレが盛り上げていきます。というわけで、新日本プロレスに金の雨が降るぞ!」

次ページ、オカダとCHAOSのバックステージコメント

<バックステージ>

※後藤、石井、矢野、YOSHI-HASHIが拍手して待ち構える中、オカダがトロフィーと優勝旗を持ってインタビュースペースへ。するとそこにタマ・トンガが現れる。

タマ「(※拍手して)おめでとう、グッジョブ! (※日本語で)オメデトウ、オカダ! オマエが『G1 CLIMAX 31』覇者だ。あと一歩で全勝優勝だったよな? だけど、このタマ・トンガがお前を倒し全勝優勝を阻止した。今年の『G1』でお前に勝ってるのは、唯一俺だけだ。俺がこの団体の救世主になってやる。オーバリさんか、誰が責任者なのか知らないが、さっそくタマ・トンガ仕様のブリーフケースのデザインにかかってくれ。雨期は終わったんだよ。もう一度お前に勝って、タマ・トンガのブリーフケースに変えてやる」

オカダ「(※英語で)もう一回俺に勝つって?」

※タマ・トンガは答えずに立ち去る。

オカダ「(※立ち去るタマ・トンガを見送って、気を入れ直すように)よっしゃ!」

※CHAOSメンバーがZIMAを開ける。

YOSHI-HASHI「オカダ、優勝おめでとう!」

オカダ「あざっす!」

※全員で乾杯し、メンバーはオカダとグータッチして立ち去る。

──オカダ選手、おめでとうございます!

オカダ「ありがとうございます!」

──改めて、7年ぶりの『G1』チャンピオン、今の心境はいかがですか?

オカダ「ま、そうですね! うーん……(※少し沈黙)胸を張って『G1』チャンピオンと本当は言いたいんですけど、ちょっとね、うん……メチャメチャホントは、今まで1ヵ月しっかり戦ってきたし……ま、でもやっぱり、うれしいっすよ。別に、(結果が)レフェリーストップだとしても、僕はね、勝つつもりでいたんで。うん。ああいうかちかたになったっていうだけで、僕が勝つっていうのは、変わりがなかったことだと思いますから。やっぱり、うれしいです。31回目のチャンピオンとして、こうやって名前が残せたわけですから。またここから、東京ドームに向かってやっていきたいと思います」

──リーグ戦を振り返ると、最終戦でジェフ・コブ選手に勝って決勝進出を決めました。あの時から今日まではどのようにやってきたんですか?

オカダ「ま、今日勝つしかないですから、1日しかないですし、何ができるわけでもないですし、しっかりと自分の中でコンディションを整えて、試合に向けてやるってことしかなかったですね」

──飯伏選手との戦い、最後はああいう結果でしたが、そこに至るまでの戦いはどうでしたか?

オカダ「うーん……まぁやっぱり、物足りないっすよ。(※しばらく沈黙)ま、でもここから盛り上げていきたいなと、思いますよ。こうやって世界中で、ガクッと落ちてしまってから……まぁ、僕が言いましたから、『プロレスラーは超人である』と。まぁ、決勝戦がこういう風になってしまいましたけど、僕がね、そんなこと言っときながら、元気よく立ち上がる姿を見せないといけないと思うので、まだまだ、今日だって別に超満員にはなってないですし、しっかりと一歩ずつ、立ち上がってですね、また超満員のプロレス会場に戻っていけるようにやっていってやろうと思います」

──リング上で飯伏選手と、もう1回戦おうと約束していましたが、それはどういう形で? 先ほど、ベルトを預けてほしいという発言もありましたが、その真意は?

オカダ「4代目のベルトが2つあったのを、一つにしたのは飯伏さんですから。それでね、別に「IWGPヘビー級チャンピオンだ」と名乗るつもりもないですし、その証として、僕がそれを持ってて、またそれを飯伏さんを待つという意味で僕が持つということはいいことじゃないかと思いますし、『G1 CLIMAX』のチャンピオンですから。いつもだったら権利証と言ってましたけども、別にそれは持っててもいいんじゃないかなと思いますけどね」

──それはイコール、鷹木選手の持っているベルトに、すぐにでも挑戦したいということになるんですか?

オカダ「……挑戦? 僕がですか?」

──IWGP世界ヘビーのベルトに。

オカダ「向こうでしょ、挑戦するのは。だって俺ですよ、チャンピオンになったの。向こうはなってないですよ」

──IWGP世界ヘビーではなく、IWGPヘビー?

オカダ「だって僕(が獲ったの)はずっとIWGPヘビーじゃないですか。別に、チャンピオンが出てるトーナメントでも、優勝したのが僕ですから。まぁ、やりたければ別に、やりますよと。お願いされれば別に、僕もやりますし。まぁいつもだったら、東京ドームで『G1』チャンピオンが“チャレンジ”という形でしたけど、IWGPヘビーじゃないんで、世界ヘビーなんで、だったら挑戦してきなさいと。どっちが上だと思ってんの?って。どっちがこの新日本プロレスを盛り上げてんの?って。満足させてるの?って。この『G1 CLIMAX』(を盛り上げたのは)どっちですか?って。鷹木選手なの? いや俺でしょ。どんだけ俺がこの『G1 CLIMAX』盛り上げてきたと思ってんの? チャンピオンは誰なの? 俺でしょ! っていうことですね」

──ついさっき、タマ・トンガ選手が挑戦権利証への挑戦を表明しましたが。

オカダ「まぁでも1回、やられてますから。別に借りを返さないといけないと思いますし。まぁ別に、この世に完璧な人間はいないと思いますから。完璧に優勝できなくても、優勝することはできましたし。まぁでも、借りを返して、次にやる時は東京ドームだと思うので、そこに向けて。いや、俺じゃなきゃダメでしょ、と。タマ・トンガが東京ドームで『俺がG1チャンピオンを倒した男です』って言っても盛り上がんないでしょって。まぁホントに、前回の山形でもガンスタンを食らって、パイルドライバーも食らって、アゴもバチン!と食らってイケメンにしてもらいましたし、パイルドライバーで首もキチッと入ったんで。あともう一発ぐらい入ればしっかりとまっすぐになって、身長も高くなってイケメンになったんじゃないかなと思うので、いつでもかかってきなさいという感じですね」

──通常ならこの『G1 CLIMAX』のチャンピオンが東京ドームでIWGP世界ヘビーのチャンピオンに挑戦するという形ですが、オカダ選手はその形を変えていこうという気持ちなんですか?

オカダ「まぁ……どっちがチャンピオンなのかなっていう。それはお客さんが決めてくれればと思いますし。まぁ政治と一緒ですよ。どっちについていくかですよ。『IWGP世界党』なのか、『IWGPヘビー党』なのか。これはもう、ついていきたい方についていってくれればいいんじゃないかなと思いますし、指示される方がすごいでしょって、思います。それで向こうも燃えるでしょっていうね」

──改めて、7年ぶり3度目の『G1 CLIMAX』優勝、おめでとうございました。

オカダ「ありがとうございました!」

(写真提供:新日本プロレス)

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