ソフトバンクの長谷川勇也外野手(36)が21日、本拠地最終戦となった日本ハム戦(ペイペイ)で現役を退いた。
チームがCS進出の可能性を残す戦いでもあったため、状況次第では出場を控える意向を持っていたが、0―0で迎えた7回一死二塁の場面で代打出場した。相手先発・伊藤大海投手(24)と対戦。カウント1―2からの4球目チェンジアップを打って一ゴロに倒れた。
試合後に行われた引退セレモニーであいさつに立った長谷川は「最後も自分らしく終わることができました」と語り、最後の対戦相手となった伊藤に対して「伊藤投手、本当に、ありがとうございました!」と感謝。日本ハム、さらには日本球界の有望株である右腕との真剣勝負で、野球人生に幕を下ろすことができた幸せを言葉にした。
長谷川は試合後の取材でも伊藤に対し「(自分の)力がなくなったなと思いました。本当にいいボールで、気合の入ったボールを投げてきてくれた」と、すがすがしい表情で謝意を表していた。