中日打線が阪神・高橋にまたも沈黙 与田監督「何とか攻略しないといけない」

選手交代を告げる与田監督(東スポWeb)

中日は21日の阪神戦(甲子園)に投打の歯車が噛み合わず1―6で敗戦。投手4冠の可能性があった柳が12勝目を目指して先発したが、今季最短の2回4失点KOされた。打線も相手先発の高橋の前に8回までわずか1安打無得点で、これで今季3戦で24イニング無得点とまたも完璧に抑えられた。

以下は与田剛監督(55)の一問一答。

――柳はボール球が多かった

与田監督 本当にその通り。今日は少し慎重に入っている感じがしたかな。変化球も多かったし、いろいろな思いがあったと思うが、今日はうまくいかなかった。

――味方の失策も絡んだ

与田監督 もうこれは仕方がないこと。

――柳はこれで今季のラスト登板か

与田監督 全部もう一度確認をしてから決めます。最多勝に関しては厳しいので、そのほかの部分もしっかり見て(最多勝以外のタイトルが)確実に取れるかどうか最終チェックをしながら。

――打線がまたも高橋を打てず

与田監督 うーん、まあそうですね。確かにいい投手だけど、それを何とか攻略しないといけないので。それは選手個々も当然反省するだろうけど、また来季に向けて考えないといけないところ。

――今日は高橋のどこに苦戦したのか

与田監督 今日というかずっとね。状態の良い投球をウチはされている。やっぱり制球が良くいろいろな球種を投げてくる。今日だけに限らず、その投球をされているけど。

――ビシエドが5回に自打球を当てて交代したが、そこまで悪い状態ではない

与田監督 現時点ではね。あの時点ではかなり痛そうだったので交代させた。明日様子を見て、ひどければ試合も考えないといけない。

――9回に岡林が適時打

与田監督 三ツ俣からしっかりとああやって粘り強く四球を選んで、根尾も追い込まれてからの四球。ああいうところはすごく成長したと思うし、そういうことができるようになってくればいい。

――5回から3番手で岡田が登板したが、寒さで指の影響は

与田監督 全くないことはないと思うが、これも彼は乗り越えないといけない。僕も血行障害でそういうことはよく分かるので。投げ終わった後、手も冷たかったけど、指もね。でも本人もここを乗り越えないといけないという気持ちがあったし、大変だけどやらないといけない。

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