中日 来季二軍投手コーチに引退・山井大介が就任へ 浅尾コーチも留任

二軍投手コーチ就任へ(東スポWeb)

中日の来季の二軍投手コーチに、今季限りで現役を引退する山井大介投手(43)の就任が浮上していることが21日までに分かった。

球団は来季の新監督としてOBの立浪和義氏(52)に就任を要請しており、水面下では急ピッチでコーチ陣の選任を進めている。すでにOBで今季韓国・サムスンで二軍監督を務めた落合英二氏(52)と球団の編成部国際渉外担当を務めている大塚晶文氏(49)の一軍投手コーチの就任が決定的。浅尾拓也二軍投手コーチ(37)は来季も留任する見込みだ。

2002年に入団した山井は20年間、中日一筋。13年はノーヒットノーラン、14年は最多勝と最高勝率の2冠に輝くなど数々の勲章を手にした。今もなお、プロ野球ファンの記憶に残るのは2007年11月1日の日本シリーズ第5戦だ。先発で8回まで完全投球を続け、岩瀬と2人で史上初の完全試合リレーで53年ぶりとなる日本一をもたらした。

現役最年長投手の山井は、13日のヤクルト戦(バンテリン)で今季初先発し、打者1人限定で塩見を空振り三振に仕留めて現役生活に幕を閉じた。今季は二軍で過ごし、若手の性格や特徴も熟知している山井への立浪新監督の期待は大きそうだ。

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