リーグ優勝に王手のブレーブス コロナ陽性のソレアーが戦列復帰

1999年以来22年ぶりとなるリーグ優勝に王手をかけているブレーブスは、日本時間10月22日に行われるドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦からホルヘ・ソレアーが戦列復帰することを発表した。ソレアーは新型コロナウイルス陽性により地区シリーズの途中から故障者リスト入りしていたが、「10日間の隔離後に2度の陰性」という復帰手順をクリアし、メジャーリーグ機構により戦列復帰を認められた。なお、ソレアーの復帰に伴い、クリスチャン・パチェがロースターから外れている。

ロイヤルズ時代の2019年に球団新記録の48本塁打を放って本塁打王のタイトルを獲得したソレアーは、今年7月にトレードでブレーブスに加入。移籍後は55試合に出場して打率.269、14本塁打、33打点、OPS.882の好成績をマークし、ブレーブスの地区優勝に貢献した。ポストシーズンでは3試合で11打数1安打(打率.091)となかなかバットから快音が聞こえていなかったが、リーグ優勝に王手をかけて迎える今日の第5戦も含め、今後の試合での活躍が期待される。

今季のブレーブスは若きスター外野手のロナルド・アクーニャJr.が7月に右膝前十字靭帯断裂の重傷でシーズン終了となり、その穴埋めとしてトレードでソレアー、エディ・ロサリオ、アダム・デュバル、ジョク・ピーダーソンと4人の外野手を獲得。この補強がズバリと的中し、この4人の外野手はレギュラーシーズン、そしてポストシーズンの戦いのなかでそれぞれが持ち味を発揮してチームの勝利に貢献している。フロントオフィスの大ファインプレーと言っても過言ではないだろう。

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