【観察眼】パラ運動会とスペシャルオリンピックスに関心 障害者の夢を照らす社会発展を

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22日、中国の古都西安で中華人民共和国第11回パラスポーツ運動会ならびに第8回全国スペシャルオリンピックスが開幕する。中国国内最高レベルのパラスポーツの総合競技大会として、全国各地の選手が一堂に会し、43競技47種目で競い合う。

この大会について、中国の報道やネットユーザーの反応を見ると、いつも以上の関心が寄せられていることがわかる。これについて、先月閉幕した東京パラリンピックの影響ではないかという声もある。確かに、東京パラ大会では世界各国の選手が素晴らしいパフォーマンスを見せ、そのうえ中国選手が優れた成績を収めたこともあって、中国の視聴者は多くの感動と興奮を覚えた。そうして関心が高まったことは、東京大会が残してくれた貴重な「レガシー」と言えるだろう。

夢を追いかけるパラ選手たちの姿は、生命には無限の可能性があるのだということを教えてくれる。障害のある選手たちのことを理解するだけでなく、その魅力を感じられることで、「心のバリアフリー」は実現していく。

いま、世界には各種障害のある人々が12億人以上いる。差別や偏見を最も受けやすいとされる人々が、世界の総人口の15%を占めている。そして中国障害者連合会の統計によると、いま中国には障害のある人が8500万人以上いて、人口の6.3%を占めている。言い換えれば、15人の中国人のうち、1人は障害者である。また、障害者のいる家庭は全国の17.8%を占める7050万世帯ある。障害者の生活状況は、中国社会全体の生活の質と幸福度指数に直接的にかかわっている。

中国は長年にわたり障害者の保護事業を経済・社会の発展と結びつけてきた。特別優遇策の充実や、基本的な公共サービスの向上などを通して、障害者の各種権利を保護することに最善を尽くしている。中国は国連の「障害者の権利に関する条約」の締約国であり、国内では「障害者保障法」など障害者の権利保護に関する法律法規50余りを策定し実施している。特に2012年の中国共産党第18回党大会以降は、政治、経済、社会、文化など、社会生活の諸分野における障害者の平等な参与が推進され、国民の障害者への関心と理解が顕著に高まってきた。

2020年末までに、貧困障害者として登録されていた710万人すべてが絶対的貧困から脱出し、全国民と共に全面的な「小康社会(いくらかゆとりのある社会)」を迎えた。また、都市部と農村部の障害者の基本養老保険の加入率は90%以上、基本医療保険の加入率は95%以上で、障害者向けリハビリサービスのカバー率と補装具の給付率は80%を上回っている。また、各種障害を持つ児童の義務教育段階における進学率は95%を超えている。さらに、第13次五カ年計画の期間中(2016-2020)には、障害者向けに都市部と農村部で合わせて180万8000人分の新規雇用が創出された。経済・社会や通信技術の発展に後押しされて、多くの障害者が集中雇用、柔軟な雇用、起業などによって自立した生活を手に入れた。そのほか、障害者向けの問い合わせサービスと法的支援を提供する「12385」ホットラインは毎年、100万人以上の障害者に各種コンサルティングサービスを提供している。バリアフリー施設の整備やデジタルインフラのバリアフリーも進められ、障害者の日常生活はより便利になり続けている。

まもなく開幕するパラスポーツ運動会とスペシャルオリンピックスを一つの窓口と考えると、そこから見えるのは一握りの障害者たちだけだ。しかし、今大会のテーマである「夢を照らし、愛を燃やせ」からは、この世界に暮らす12億の障害者たちの夢が照らされ、全人類が分け隔てなく愛し合えるようにとの願いが垣間見える。(提供/CRI)