ヤリスWRCで勝田貴元がデモラン! 11月7日開催のTGRラリーチャレンジ豊田で実施決定

 11月7日、愛知県豊田市鞍ケ池公園で開催されるTOYOTA GAZOO Racing(TGR)ラリーチャレンジ第12戦豊田において、WRC世界ラリー選手権ドライバーである勝田貴元によるデモンストレーション走行の実施が決定した。

 TGRラリーチャレンジは初心者歓迎の参加型モータースポーツのひとつだ。ラリー競技への参加が初めての方や、女性も参加しやすい1デイ開催のイベントとなっており、初心者にも優しいコース設定となっているのが特長。また、国内Bライセンスを所持していればハイブリッド車やAT車でも参加できるのも魅力のひとつだ。

 そんなTGRラリーチャレンジの今季最終戦が行われる豊田市鞍ケ池公園で、地元愛知県出身である勝田によるデモランの実施が決まった。2021年シーズンもWRCにフル参戦している勝田が同イベントでドライブするのは、世界選手権の最高峰クラスを戦うWRカー『トヨタ・ヤリスWRC』だ。

 彼はこのイベントのために、10月14~17日に行われたWRC第11戦スペイン後に緊急帰国。現在は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から自主隔離を行っている。21日に行われたグループ取材の中で勝田は同イベントでのデモラン実施について次のように語った。

「今回はデモランというかたちなので、ラリージャパンで本気の走りを見ていただきたかったというのはもちろんあるのですが、やはり日本のファンの皆さんの前で走れるというのは僕も、ものすごくうれしいです」

「おそらくデモランに関しても2020年の東京オートサロン以来だと思います」

「見に来ていただいた皆さんに楽しんでもらえるように僕も迫力のある走りをして、トークショーなどもあると思いますので、そういったところでファンの皆さんと交流できたらな、と思っています」

 昨年1月に行われた東京オートサロンのデモランでは左リヤタイヤをバーストさせるほどマシンを振り回し、大迫力の走りでファンを湧かせた勝田。1年10カ月ぶりに国内で披露されるその走りは同日、YouTube Liveでも配信される予定だ。なお、ヤリスWRCデモ走行の開催時間は現段階では明らかになっておらず、今後発表される予定となっている。詳しくはTOYOTA GAZOO Racing公式ホームページ(https://toyotagazooracing.com/jp/event/rallyweek2021/)まで。

TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムから2021年シーズンのWRCにフル参戦中の勝田貴元
東京オートサロン2020のデモランで、ヤリスWRCのタイヤから火花が散る走りを披露した勝田貴元

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