あす(23日)は二十四節季のひとつ「霜降」です。広島市の縮景園ではこの時期恒例の冬支度、松のこも巻きが行われました。
こも巻きは、江戸時代から伝わる害虫駆除の方法です。
松の害虫である「マツカレハ」の幼虫を、暖かいこもの中に誘い込み、春にこもと一緒に処分することで松への被害を防ぎます。
きょう(22日)は午前9時ごろから5人の作業員で園内にあるアカマツやクロマツなどおよそ350本の松に
藁(わら)でつくられたこもを巻きつける作業を行いました。
【来園者】
「秋が来てもう少しで冬が来るんだということで、季節の移り変わりを感じられる」。
こもは、虫が再び動き出すとされる来年3月はじめの「啓蟄」に外される予定です。