〈衆院選〉新潟6区立候補者 私の主張、横顔㊤ 高鳥修一氏(自民・前職) 体験基に法案作り

19日に公示された衆院選新潟6区に立候補している3人は投票日の31日に向けて連日、支持拡大に奔走している。立候補しているのは、届け出順に立憲民主党新人の梅谷守氏(47)、自由民主党前職の高鳥修一氏(61)、無所属で新人の神鳥古賛氏(53)。前回の与野党対決に、初挑戦の新人が加わり選挙戦は日を追ってヒートアップしている。3人の政治への思い、実現したい政策や主張をはじめ、人となりや趣味など、候補の「主張、横顔」を2回で紹介する。

 昨年9月、国会議員として初の新型コロナウイルス感染者となり入院。「新型コロナは風邪とかインフルエンザと全く違い、差別の対象になる。発症するまでに訪れた店から、賠償と謝罪を要求されたこともあった。『差別を解消する法律』を作りたい」と病床で考え退院後の10月、自身が中心となり法案を取りまとめた。その思いは今年2月、内閣提出の法案が成立、形になった。

 当時はワクチンがなく、病院では医師や看護師の対応は必要最低限、と思っていたが「『普通の患者』として接してもらった。リスクがある中、実に温かく接してもらい、今も大変感謝している」と振り返った。

 2019年に実父・修さん(元衆院議員)、20年に義父・須藤誠也さん(元県議)が相次ぎ死去。「2人は最大の相談役。悩みの内容によってそれぞれに相談をしていた。実父の演説は味があり、温かみがあった。そこは私では及ばない」と話す。

 無類のラーメン好きで衆参両院の議員でつくる同好会に所属。選挙戦突入前はSNSにラーメンを食べる様子を多数投稿。「もちろん地元のおいしいお米は朝食で食べている」

 コロナ下での健康管理は、議員宿舎に置いた自転車型トレーニング器具。「法務省の地下で教えていた空手道場や合気道の本部道場は休止中で、必要最低限のトレーニングとしてこいでいる。効果は上がっていないが」と苦笑する。趣味は音楽。ギターを演奏する。

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