シロクマやペンギンに囲まれる客室も「OMO7旭川by 星野リゾート」宿泊レポ

北海道のほぼ中央に位置することから物流の拠点として発展し、おいしいものが集まるグルメの街としても知られる旭川。2018年4月にオープンした都市観光ホテル「OMO7旭川by 星野リゾート」には、旭川をディープに楽しむことができる仕掛けがいっぱい! 路地裏グルメを食べ歩いたり、旭山動物園の知られざる魅力に触れる旅に出かけましょう。

旅のテンションを上げる都市観光ホテル「OMO7旭川by 星野リゾート」

JR旭川駅から徒歩13分、約1kmにわたる歩行者天国「平和通買物公園」を中心に、人気B級グルメ店やローカルなショップが点在する便利なエリアに建つ「OMO7旭川by 星野リゾート」。

かつては「旭川グランドホテル」として愛された重厚感のあるレンガ造りの建物は、『旭川市都市景観賞』を受賞しており、2018年4月にリブランドして「OMO7旭川by 星野リゾート」に生まれ変わりました。

「OMOベース」と名付けられたロビーラウンジは、北海道の森をイメージした白樺のテーブルや、かわいらしい動物のぬいぐるみたちが旅行者を出迎えてくれます。

「旭川グランドホテル」時代のクラシカルな装いを活かしながら、カジュアルに過ごせる自由な空間を目指した広々としたスペースには、国産最高峰ともいわれる旭川家具の椅子やソファーが並び、居心地の良い空間を演出。

ランプシェードには、なんと「旭川ラーメン」のどんぶりを使用。

フロント横の壁面にあるクマの蛇口をひねると、季節ごとに北海道にちなんだウェルカムドリンクが出てくるなど、思わずクスッと笑える遊び心が散りばめられていました。

シロクマづくし! 旭山動物園にちなんだ「シロクマルーム」

客室にもユニークな仕掛けがいっぱい! SNSでも話題となった「シロクマルーム」は、部屋に一歩足を踏み入れると、「わぁ~っ」と声が漏れるほど、細部までシロクマづくし。ぬいぐるみやベッドカバー、スマホスタンドなど、かわいいシロクマに囲まれて楽しい時間を過ごせます。

部屋にいるシロクマの数を数えて、チェックアウト時にスタッフに伝えると良いことがあるかも? ぜひチャレンジしてみてくださいね。

キュートな「ぺンギンルーム」が誕生

人気の「シロクマルーム」に続いて、2021年4月にキュートな「ぺンギンルーム」が誕生! ベッドやテーブルなど、部屋のいたるところにペンギンがズラリと並び、思わず手が伸びるかわいらしさ。ペンギン好きには天国のような客室です。

カップルや友人同士におすすめの2名定員のお部屋は、コンパクトながらベッド下にスーツケースが収納できる工夫やベッドをL字型に配置することで、のんびり過ごすことができます。ベッドに寝ころべば、まるで飛んでいるかのようなペンギンが目に入り、「こんなところにも!」と思わず笑顔になります。

「シロクマルーム」と「ペンギンルーム」のコンセプトルームには、旭山動物園の協力で、名物の看板が展示。動物の生態や特性を学べる看板は、すべて飼育員さんの手書き。毎年足を運んでくれる来園者の方に飽きずに楽しんでもらいたいという理由から、毎年春になると書き直し作業が行われているそうですよ。客室で旭山動物園の看板を見ることができるなんて、贅沢ですよね。

“OMOレンジャー”によるご近所アクティビティ

旅先で美味しいものに巡り合うには、地元の人に聞くのが一番の近道!ご近所を知り尽くした街の案内ガイド“ご近所ガイド OMOレンジャー”による「おさんぽガイドツアー」では、旭川の街の歴史に触れ、地域に根付いたショップに立ち寄りながら、地元の人が通う路地裏店舗を案内してもらえます。

ガイドブックには載っていない地元ならではのお店で食べた、アツアツのじゃがバターに塩辛をのせて食べるおつまみが、忘れられないおいしさでした!

ほかにも、ご当地スーパーをめぐる「旭川ローカルを満喫!スーパーマーケットレンジャー」や「旭川さんぽ“ご近所雑貨屋やカフェ巡り”」など、お散歩しながら街の魅力やローカルな楽しみ方を教えてくれる、ご近所アクティビティがたくさん!季節によって内容が変わるので、ぜひHPをご確認ください。

ユニークな講座に心躍る!「動物の話をしない、旭山動物園講座」

旭山動物園を訪れるなら、ぜひ体験していただきたいのが、旭山動物園を楽しむノウハウを伝えるユニークな講座。私が訪れたときは「動物の話をしない、旭山動物園講座」を開催しており、サイコロをふって、出た目によって、ガイドブックには記載されていない園内グルメやソフトクリーム、グッズの話など、違った視点で旭山動物園を楽しむノウハウを伝授してくれます。

通常ならあまり気にしたことのない部分にも様々な工夫やエピソードがあり、思わず聞き入ってしまいました。

10月1日~10月31日は「骨の話しかしない、旭山動物園講座」を開催中。ほかにはないディープな視点で、旭山動物園を訪れる楽しみが倍増します!

時間:20:00~20:30

料金:無料

北海道発祥の「〆パフェ」文化を楽しめる「OMOカフェ&バル」

時間帯によって違った雰囲気を楽しめる「OMOカフェ&バル」では、お酒を飲んだ後にパフェを食べる北海道発祥の「〆パフェ」文化も楽しめます。

苺とフレッシュクリームのパフェは、ひとり分のサイズとみんなで一緒に食べられる大きいサイズの「もっと苺とフレッシュクリームのパフェ」があり、綿あめのトッピングとアーモンド風味のブランマンジェや、酸味を効かせた苺とヨーグルトのアイス、レモンジュレが入った贅沢な味わい。街歩きや飲んで帰ってきた後に、ホテル内でのんびりパフェを堪能できるなんて最高ですね!

時間:17:00~22:00

料金:苺とフレッシュクリームのパフェ(1人分) 1,000円(税込)

もっと苺とフレッシュクリームのパフェ(2~4名分) 3,000円(税込)

場所:OMOカフェ&バル

彩り豊かな朝食ビュッフェのコンセプトは「北海道の美しい朝食」

朝日に照らされ、吹き抜けの開放感が心地よい「OMOカフェ&バル」の朝食は、ビュッフェスタイル。一日のはじまりを素敵にしてくれる「北海道の美しい朝食」がテーマになっています。

目の前で焼き上げる「ワッフル」は、練りこんだジャガイモがポイント。外はサクサク、中はふんわりの軽い食感がクセになるおいしさ。

フルーツソースをのせてデザートにしたり、サーモンをのせてお食事のお供にしたり、朝から楽しい気分になります。

北海道ではごはんのお供の定番でもある山わさびも人気メニュー。ローストビーフと共に楽しめる「ローストビーフ山わさびごはん」は、おかわりしたくなるおいしさでした。

泊まるだけではない楽しさを教えてくれるホテル「OMO7旭川」

富良野や美瑛にも好アクセスで観光の拠点としても重宝する街、旭川。路地裏グルメのハシゴで出会う味やカルチャーを満喫できるホテル「OMO7旭川」に滞在して、ディープな魅力を発見してみませんか?

「OMO7旭川by 星野リゾート」

住所:北海道旭川市6条通9丁目

電話:0166-29-2666(宿泊予約)

チェックイン/アウト:15:00/11:00

https://omo-hotels.com/asahikawa/

[All photos by Sakiko Kubo]

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