サラーとマネがアフリカネーションCのため最大8試合不在 リバプールが〝救済策〟を検討

クロップ監督はどう動く?(ロイター)

イングランド・プレミアリーグで日本代表MF南野拓実(26)が所属するリバプールのユルゲン・クロップ監督(54)が来年1月開催のアフリカネーションズカップに苦悩している。

同大会は1月9日から2月6日まで開催。公式大会とあってクラブ側は選手を代表に派遣しなければならないが、リバプールではエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネ、ギニア代表MFナビ・ケイタの主力3人が最大で8試合(リーグ4試合、FAカップ2試合、リーグカップ2試合)に欠場することになるため英紙「デーリー・メール」は「クロップは悪夢に直面している」と伝えている。

ただ、リバプールではアフリカ各国協会との交渉で選手派遣の時期を遅らせようと画策中。本来ならば、国際サッカー連盟(FIFA)のルールに従って、12月27日に選手を開放しなければならないが、1月1日(日本時間同2日)にチェルシーとの大一番を控えているため、同紙は「リバプールは最前線のスターを保持するために必死になっている」と伝えている。

他にもマンチェスター・シティーのアルジェリア代表MFリヤド・マレズやアーセナルのガボン代表FWピエールエメリック・オバメヤンらイングランド・プレミアリーグから約40人が同大会に参加する見込みで、他クラブにとっても厳しい状況となっているが、リバプールがもっとも深刻なダメージを受けるだけに、アフリカ各国との交渉の行方が注目されそうだ。

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