巨人・宮本コーチが総力戦示唆「戦う眼力を見て判断」

宮本和知コーチ(東スポWeb)

全員野球で勝利へ…。巨人の戸郷翔征投手(21)が、チームの今季最終戦となる24日のヤクルト戦(神宮)に先発する。22日にジャイアンツ球場で行われた全体練習後、宮本和知投手チーフコーチ(57)が明らかにした。

戸郷はここまで試合に登板し、9勝7敗の防御率4・02。勝てば自身初となる二桁勝利達成となる。宮本コーチも「これはもうしっかりと調整させるっていう意味でも中8日になるのかな。しっかり戸郷でいきたいと思っています」と、大一番での先発起用を明言した。

当然、宮本コーチの〝親心〟としても節目の勝ち星を付けてあげたいところ。一方で、22日のヤクルト対広島戦(神宮)が雨天中止となったために、チームのCS進出の行方は23日以降に持ち越しとなった。なんとしてでも勝利をつかみ取らなければならない。

宮本コーチは「もちろん、そういう(先発に勝ちが付いて欲しい)願望もありますけど、今はどんな勝ち方でも3位を死守するといったところでしょうね」と、早めの継投策に出る可能性も示唆。「明日もしかしたら(高橋)優貴をリリーフに入れる可能性もあるし。とにかく今いるメンバーで最高の調子いいピッチャーをどんどんつぎ込んでいくことに変わりないですね。いい選手をどんどんブルペンに待機さすってことですよね」とも明かした。

まさに総力戦。誰がブルペン待機となるかは「当日の選手の表情を見て、戦う眼力を見て『いけるぞこいつは!』ていうのがあれが入れたいと思うし」と、選手の目を見て判断するとのこと。残り2戦、ワンチームで勝利をつかみ取りに行く覚悟だ。

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