投票所の数はセブンイレブンより多い!?選挙がちょっと面白くなる5つの数字

10月31日に第49回衆議院議員総選挙(以下、衆院選)が投開票日を迎えます。
そろそろお手元に投票券が届いた方も多いのではないでしょうか?

実は、その投票券に書かれた各人に割り振られた投票所の数は、合計するとあのコンビニエンスストア「セブンイレブン」の店舗数より多いという噂があります。

その噂は本当なのかを調べるとともに、本記事では選挙シーズンにふさわしい選挙がちょっと面白くなる数字を出典つきでご紹介します!

投票所は47044ヵ所、セブンイレブンは20955店舗

2019年の参議院議員選挙時の投票所の数は47044ヵ所、
2019年のセブンイレブンの店舗数は20955店舗でした。

投票所の数>セブンイレブンの数という噂は本当だったようです(2019年時点)。
それでも前回の国政選挙である2019年の参院選時は投票所の数が減っていたそうです。

【参考】朝日新聞『参院選投票所、3年で858カ所減 人手を確保できず』2019年7月16日付
【参考】株式会社セブンイレブン・ジャパン『売上高、店舗数推移』 

988人が0票0円で当選している

同じく2019年には統一地方選挙も行われました。日本中のありとあらゆる地方選挙が同日開催され、988人が0票・0円で当選しました。

なぜ0票で当選した人がいるのかというと、その選挙が無投票(定員割れ)であったから。
政治家のなり手不足問題は前々から議題に上がっていますが、特に町村議会はその問題が深刻化しているようです。

供託金の問題だけで言えば町村議会議員選は0円なので、立候補しやすいと思うのですが……
なかなかそうはいかないようです。

【参考】朝日新聞『町村議選、4分の1が無投票当選 なり手不足深刻化』2019年4月

1473票集まれば選挙で勝てるかも!?

では、定員オーバーして選挙戦になった場合はどれくらいの票を集めれば勝てるのでしょうか?

2019年に実施された新宿区議会議員選挙を例にとると、最下位当選者の各得票数は1472票でした。
つまり、この新宿区議選で1473票獲得していれば選挙に勝てたということになります!

この数を多いか少ないかと見るかはあなた次第。

選挙報道を見ているとついトップ当選をした人の得票数や得票率が気になってしまいますが、当落線上にいた方もこれからはチェックしてみてください!

【関連】新宿区議会議員選挙 – 2019年04月21日投票 東京都新宿区 選挙ドットコム

151選挙が10票差以内で当落が分かれた

「自分が選挙に行ったって何も変わらない」と思っていませんか?
2019年は10票差以内で当落が分かれた選挙が151もあったそうです。

こう考えてみると、首長選を除いては当落線上の戦いの方が面白いかもしれない……。

【関連】2019年は26の選挙が1票以内の僅差で決着「あなたの1票が、人生を、社会を、変える。」

26選挙が1票差以内で当落が分かれた

2019年の10票差以内で当落が分かれた151選挙のうち、1票差以内で当落が分かれた選挙は26もあったそうです。

「自分が選挙に行ったら議会の顔ぶれが変わっちゃった」という事態が、2019年の1年間だけで26ケースも存在していたのです。

規模が大きい選挙であっても1票差で運命が変わることはもちろん有り得ます。
自分の1票、棄権するのはもったいないなと思っていただけたでしょうか?

【関連】2019年は26の選挙が1票以内の僅差で決着「あなたの1票が、人生を、社会を、変える。」

まとめ

以上、選挙がちょっと面白くなる数字とエピソードをご紹介しました。

  • 投票所は47044ヵ所、セブンイレブンは20955店舗
  • 988人が0票0円で当選している
  • 1473票集まれば選挙で勝てるかも!?
  • 151選挙が10票差以内で当落が分かれた
  • 26選挙が1票差以内で当落が分かれた

これらは2019年のデータをもとにしているので、2021年の衆院選ではさらなる記録が生まれるかも!?

10月31日は衆院選の投開票日です。みなさんぜひ投票所に足を運んでくださいね!

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