【新日本】G1覇者・オカダ 菅林会長に直談判「4代目IWGPベルトを権利証に」

G1覇者として、提案を行ったオカダ

新日本プロレス「G1クライマックス31」覇者のオカダ・カズチカ(33)が22日、封印されたIWGPヘビー級の贈呈を菅林直樹会長に直談判した。

オカダは21日の日本武道館大会で、飯伏幸太との優勝決定戦をレフェリーストップという形で勝利を収め、7年ぶり3度目のG1制覇を達成。この日の一夜明け会見では「僕がポジティブでいないと、飯伏さんこそ悔しいと思いますし。僕はすごいポジティブにある意味G1クライマックスの歴史というか、伝説を残したんじゃないかなと思いますので。僕は優勝したから言えるのかもしれないですけど、いいG1クライマックスになったんじゃないかなと思います」と、飯伏を慮りつつ振り返った。

G1制覇後のリング上では、3月にIWGPインターコンチネンタル王座との統一の際に封印された4代目IWGPヘビー級のベルトを要求した。オカダは「また飯伏幸太と闘いたいと、つながりじゃないですけど、そういうモノを持っていたいなと思いまして。飯伏幸太が封印した4代目IWGPのベルトをですね、別にボクが今からまた第何代IWGPヘビー級チャンピオンと名乗るつもりはなくて、ただそれを持って飯伏幸太を待ちたいということなので」と意図を説明。

例年のG1覇者には翌年1月東京ドーム大会でのIWGP挑戦権利証が与えられるのが恒例となっていたが「会社がOKなのであれば、それを4代目IWGPヘビーのベルトを権利証という風にしてもらいたい」と〝権利証代わり〟に使用するつもりのようだ。オカダは会見場にいた菅林会長に直談判。「思いはお聞きしたので、ちょっと検討させてください」との返答を得た。

権利証という点に話を移せば、G1公式戦で唯一敗れた相手のタマ・トンガから対戦要求を受けている。オカダは「それが権利証になるのであれば、昨日も優勝したあとにタマ・トンガが来ましたし、それを賭けて闘うっていうのもいいんじゃないかなと思います。僕は僕でG1チャンピオンとして、IWGP世界ヘビー級チャンピオンとは違う新日本プロレスの盛り上げ方をしていきたいなと思います」と、迎撃意思を表示しつつ、現IWGP世界王者の鷹木信悟への対抗心ものぞかせていた。

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