大谷翔平、MLB公式が選ぶホームランTOP5 第1位は118年ぶりリアル二刀流での“ボール破壊弾”

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

MLB公式サイトは21日(日本時間22日)、ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が今季放った46本塁打のうち、トップ5を発表した。

2021シーズンの大谷は、打者として46本塁打、100打点、103得点、26盗塁、投手では、23試合に先発し、チームトップの9勝を挙げ、防御率3.18と安定した投球を披露。二刀流として歴史的な活躍をした。

1位に選定されたのは、4月4日(同5日)のシカゴ・ホワイトソックス戦で放った2号ソロ。自身、メジャー移籍後初となる投打同時出場の“リアル二刀流”を果たした日に飛び出た一発は、まさに「SHO TIME」の幕開けだった。

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■1位の本塁打に「初球のボールを押しつぶした」

5位 5/16(同5/17) ボストン・レッドソックス戦(12号)@フェンウェイ・パーク

1点ビハインドの9回2死一塁の場面でレッドソックスの守護神・マット・バーンズが投じた96.6マイル(約156キロ)の内角直球を捉え、ライトへの逆転2ランを放った。9回表に起死回生の12号弾を選定した。

4位 8/18(同8/19) デトロイト・タイガース戦(40号)@コメリカ・パーク

この日は「1番・投手」で二刀流として出場。8回表の第4打席に打球速度110.1マイル(約177キロ)、飛距離430フィート(約131メートル)の今季40号となる特大弾を放った。エンゼルスの左打者では初であり、今シーズンの最速40号を放った1発を選定した。

3位 6/25(同6/26) タンパベイ・レイズ戦(24号)@トロピカーナ・フィールド

24号弾が3位に選出。初回の第1打席に相手先発・キトリッジから飛距離453フィート(約138メートル)で、打球速度116.1マイル(約187キロ)の24号先頭打者アーチを放った。トロピカーナ・フィールドでは24年の歴史で、ライトスタンドの「D-ring catwalk」に到達した39本目となる、この珍しい記録の特大弾を選出した。

2位 7/9(同7/10) シアトル・マリナーズ戦(33号)@T-モバイル・パーク

3回1死の第2打席では、相手先発・ゴンザレス内角高めのストレートをフルスイング。飛距離463フィート(約141メートル)、3階席に突き刺さる特大弾の33号アーチとなった。打球速度116.5マイル(約187キロ)とT-モバイル・パークにおける歴代最速のホームランを記録。この本塁打は1999年に同球場がオープンして以来、6回しか到達していないエリアに運んだ。この驚異的なパワーを示す一撃が2位となった。

1位 4/4(同4/3) シカゴ・ホワイトソックス戦(2号)@エンゼル・スタジアム

メジャーでは118年ぶりとなる「リアル二刀流」の試合で飛び出た一発が堂々の1位。1回表を無失点に抑えた大谷は、その裏の第1打席で初球を強振。MLB公式サイトが「ボールを押しつぶした」と評した打球は、打球速度115.2マイル(約185キロ)、飛距離451フィート(約138メートル)の特大弾だった。サイト内では「大谷の歴史的シーズンを予見する一発」と紹介されている。

なお、大谷は米大リーグ(MLB)選手会が21日(同22日)に発表した選手間投票で選ばれる年間最優秀選手の候補3人に入った。また、ア・リーグの優秀打者部門でも候補にも選出。各受賞者は28日(同29日)に発表される。

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文・SPREAD編集部

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