中日今季ワースト借金16も…根尾がプロ初猛打賞&2打点 与田監督「大振りしなくなった」

中日・根尾(東スポWeb)

中日は22日のDeNA戦(横浜)で中日は打線が相手を上回る13安打を放ちながら、投打の歯車がかみ合わず、2―4で敗れた。根尾昂内野手(21)がチームの全得点をたたき出すなど、ひとり気を吐いたが、拙攻のオンパレードで連敗。これで今季の対DeNA戦のカード負け越しが決まり、借金は今季ワーストの16まで膨れ上がってしまった。

先発・勝野が初回にまさかの4失点。2回以降は立ち直り、結局、6回7安打4失点と粘ったが、立ち上がりの大量失点が重くのしかかり、6敗目を喫した。「また同じことをしてしまい、チームに申し訳ないと思っております」と肩を落とした。打線も相手先発・ロメロに7回までに4併殺を喫するなど、DeNA投手陣を最後まで攻略できなかった。

そんな中でキラリと光ったのは、3年目の根尾だ。「8番・遊撃」で先発出場し、プロ初の猛打賞となる3安打2打点と躍動。「猛打賞もうれしいですが、タイムリーが2本あって、点に自分が絡むことができたので良かったです」と胸を張った。

与田監督は「ボール球の見極めができるようになった。追い込まれても簡単に三振しなくなったのは前半戦になかったこと。スイングも追い込まれたら軽打ではないが、初球みたいに大振りをしなくなった」と成長に目を細めていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社