「水野真紀の魔法のレストラン」放送20周年! V6・長野博、カップヌードル初の番組コラボ商品を絶賛。「まるでコース料理の一部のよう」

MBSのバラエティー「水野真紀の魔法のレストラン」(水曜午後7:00、関西ローカル)が放送20周年を迎え、11月3日には「水野真紀の魔法のレストラン20周年記念2時間スペシャル 関西ど定番グルメNo.1決定戦&マホレス×日清カップヌードルコラボ」を放送する。その収録後に、レギュラー出演する水野真紀、V6の長野博、ロザン(菅広文、宇治原史規)が特番の見どころや、20周年特別企画として発売50周年の日清食品「カップヌードル」と共同開発したコラボ商品の魅力などを語った。

今回の特番では、「だるま」の串カツ、「北極星」のオムライス、「出町ふたば」の豆餅など、関西を代表する名店の中から「ど定番グルメ」ベスト30を発表。一流シェフやグルメ雑誌のライターなど“食のプロ”100人による選出で、数ある関西生まれのグルメの中から、No.1を決定する。さらに、水野からの熱烈オファーが実り、日清カップヌードルと番組との奇跡のコラボが実現。番組ゆかりの一流料理人たちが1年におよぶ試行錯誤を経て完成させた、コラボヌードルの全貌が明らかになる。

スペシャルの見どころについて、水野は「ベスト30の発表は、歴史、コスパ、知名度などがグラフ化され視覚的にも楽しめます。一緒にランキングを予想しながら見てほしいですね。定番もありますが、視聴者の方が始めてみるような、定番から進化したものも登場するので、そのあたりも楽しんでもらいたいです。そして、カップヌードルとのコラボでは、(これまでの過程を)『情熱大陸』(TBS系)のような雰囲気でドラマティックに紹介しています」と解説する。

そして、番組が20周年を迎えたことに関して、「スタート当時は、プロデューサーから、12年を目指しましょうと言われて、その後、ありがたいことに1年ずつ更新して今に至る感じです。『水野真紀』という冠はついていますけど、私の番組というよりは、みんなの番組という意識が強いです。レギュラーメンバーもそうですし、番組に出てくださるお店の方、支えてくださるスタッフやリサーチャーの方など、みんなで作っている意識が強いです」と周囲の協力があってのことだと感謝する。

番組に参加して9年目となる長野は、「『食』ということだけで20年続けるのはすごいこと。今はロケに行けない分、お店の裏側など、面白い視点でVTRを作ってくださって、それを見ると食べに行きたくなる。スタッフさんの企画力のすごさを実感します。まだまだいろんな切り口があるんだなと勉強になるし、楽しみに参加させていただいています。それに、番組でいろんな情報を知って、関西の食文化はあらためて面白いなと感じています」とコメント。

そんな長野を「グルメ辞典のような人」と称した水野は、「でもそれだけじゃなくて、何よりいい人なんですよ。長野くんを嫌いな人はいないと思う。ご一緒させていただいて、嫌なことが全くないんですよ。でもロザンも大好き(笑)。現場がとても楽しいんです」と出演者同士、いい関係が築けていることを強調する。

「関西の皆さん、全員が知っているんじゃないかという番組に関わらせていただいているのがうれしい」と話す宇治原は、食に関する知識が乏しく、食リポはカットされていることが多いと苦笑し、「クイズコーナーがなくなったら、(自身の)存在が危ないと思っているので、クイズコーナーは続けてもらいたい」と懇願。一方、相方の菅は「ロザンが入ってから番組が格段によくなった」と豪語しつつ、「真紀さんの人間力があってここまできた。真紀さんを一国の主として、僕らは兵士として殿を支えている」と水野を持ち上げた。

菅いわく「殿(水野)のご乱心」でスタートしたカップヌードルとのコラボ企画だが、カップヌードルが番組とのコラボ商品を発売するのは今回が初。水野の発言をきっかけに、番組の20周年と日清食品の50周年のタイミングが重なり、日清食品も大阪発祥の企業ということで、今回のコラボがかなった。コラボ商品として、「カップヌードル 魔法のレストランコラボ トマトスープ→担々麺」(11月3日発売)、「カップヌードル 魔法のレストランコラボ 関西風すき焼きヌードル」(11月8日発売)の2種類が発売されるが、ゼロから新たな味を作ったため、開発には1年以上の期間を費やした。

一足先に試食した水野は「カップヌードルといえば“謎肉”ですが、(すき焼きヌードルでは)この商品のために開発された唐辛子入りの謎肉がポイント。食べてみて本当に驚きました。添付されている具が、すべて無駄のない仕事をしていて、フリーズドライの技術が素晴らしい。味変することで、全く違った商品になっているので、その面白さを体感してほしい」とアピール。

グルメとして知られる長野は「すき焼き味は、辛い肉を入れることで、四川の火鍋のような面白い方向にいっている。そしてイタリアンと中華料理の融合もすごいんです。スープを飲み干した後に、レトルトの旨辛肉みそを入れると、まぜそば風になって、イタリアンフレンチから、国が中国に変わるんですよ。これが見事。カップ麺だけでコース料理の一部を切り取っている感じなんです」と熱弁。

そんな熱弁に続いて感想を求められた宇治原は「何も言うことがないですね」と恐縮しつつ、「僕が言えるのは『1回食べておいた方がいいよ』ということ。これまでなかった革命がいっぱいある。あまり押し付けるのは好きじゃないんですが、1回食べてみた方がいいと思います。楽しくておいしいので」と述べ、菅は「日本といえばすき焼きだと思うので、2025年の大阪万博までに定番にしていただいて、海外の方にも食べていただきたいです。ほんまにすき焼きなんですよね。お肉の感じに日清食品さんの本気を見ました。商品が売れて番組に利益があったら、それは真紀さんの総取りだと思います」と笑った。

そして、水野は「今、番組はTVerでも見られるので、全国の方に向けた関西のガイドブックのような役割も担っていくんじゃないかと思います。食べ物は命を支えるものでもあるし、エンターテインメントだし、ファッションみたいなところもある。最先端のものを若い人からご年配の方までお届けして、水曜日のこの時間が、週末まで頑張ろうとか、見た人の活力になればいいなと思います」とメッセージを寄せた。

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