朝鮮の軍事力強化、「最大の敵は自己満足」 国防発展展覧会が閉幕、労働党書記が強調

「今回の展覧会は朝鮮労働党が重視する兵器の実体を集約的に見せた」―金正恩総書記の側近、朝鮮労働党の朴正天書記の言葉だ。

11日に開幕して10日間にわたって行われた国防発展展覧会「自衛―2021」が22日、閉幕した。

国防発展展覧会の閉幕式した。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

閉幕式で演説した朴書記は今回の展覧会が「いかなる形態の軍事的脅威と事態にも主動的に強力に対処できる自衛の軍事強国としてのわが国家の地位をいっそう確固たるものにした」と強調した。

朴書記によると、朝鮮の国防科学者たちは、今回の会場で先進技術を互いに学びながら新しい着想もし、競争意欲も育んだという。「われわれの軍事力をもう一度大きく跳躍させることのできる貴重な元手となった」というのが、展覧会に対する労働党の評価だ。

朴書記は、朝鮮半島周辺の情勢が不安定であると指摘、最大に警戒すべき敵は自己満足と自賛であると強調し、朝鮮が獲得した「軍事技術的強勢」を「絶対的で永遠なものにつくるべき」だと言明した。

11日に行われた国防発展展覧会の開幕式では、金正恩総書記が演説している。

© 株式会社朝鮮新報社