【北海道】小樽の老舗菓子店、花月堂と松月堂でおみやげを探そう

観光客・地元に愛される小樽の2つの人気和菓子店

北海道・小樽といえば、洋菓子店「LeTAO」のチーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」が有名です。

でも、ほかにも、おいしいおみやげがあることを知っていますか?

この記事では小樽の2つの和菓子店、「花月堂」と「松月堂」を紹介。どちらも観光客だけでなく地元の人に愛される名店です。

北海道最古の企業・花月堂が作る絶品どら焼き

小樽駅から徒歩7分ほどの位置にある「花月堂」は、1851年、現在の新潟県新発田市で創業しました。

当時は、新発田藩の大名に菓子を献上する御用菓子屋だったといいます。

1903年、花月堂は港町として栄えていた小樽に移転しました。150年以上の歴史をもつことから、花月堂は北海道最古の企業のひとつとして知られています。

北海道に移った花月堂は、それまでの技術を用いながら北海道の食材を使った和菓子を作りはじめました。

花月堂の人気商品といえば「栗どら焼き」。

十勝産小豆の粒餡とゴロンと大きな栗を、香ばしいどや焼きの生地で包んでいます。生地のほどよい甘さ、あんの滑らかさが特徴です。

店頭では和菓子だけでなく、洋菓子、ケーキ、ゼリーも販売しています。

北海道産のりんごを使用した「りんごパイ」は必食。しっとりサクサクなパイ生地の中に、大きめにカットされたりんごが入っています。

お値段もお手頃で、小さいながらも食べ応え充分です。

大正時代の面影が残る「奥村松月堂」

__
__

小樽駅から徒歩5分、「奥村松月堂」は、ヨーロッパ風の建物が立ち並ぶ、"北のウォール街"と呼ばれるエリアに店を構えています。

大正時代の面影を残す、趣ある店構えが特徴です。

1918年に創業した奥村松月堂は、今でも先代の教えを受け継ぎ、保存料は使わず、すべての商品を店で手作りしています。

看板商品は「生どら焼き」。柔らかいどら焼きの生地に、クリームとあんが入っています。

余市産のラズベリーを使用した「小樽美人生どら焼きラズベリー」も好評です。小豆の優しい甘さとラズベリーの酸味が絶妙にマッチしています。

生どら焼きは冷凍した状態で販売されています。常温で30分程度解凍し、やわらかくなってからお召し上がりください。

ほかにも、北海道の郷土菓子・べこもち(白と黒2色のもちを木の葉型にかたどったもの)や、羊羹、ロールケーキ、カステラなどを販売しています。

商品は防腐剤不使用のため賞味期限が短めです。購入の際は賞味期限を確認してください。

食べ比べもオススメ

小樽には有名なおみやげやスイーツがたくさんありますが、「花月堂」や「松月堂」は100年以上の歴史があり、長年愛されてきました。

両店の距離は徒歩約3分。両方を訪れて、食べ比べてみるのもいいかもしれません。

© 株式会社MATCHA