無印良品フレスポ深堀開業 売り場面積県内最大 冷凍食品、量り売り菓子も

買い物客でにぎわう店内=長崎市、無印良品フレスポ深堀

 無印良品フレスポ深堀が22日、長崎市深堀町1丁目に開業した。冷凍食品を取り扱っていることなどが特徴で、売り場面積計約1700平方メートルは県内3店舗の中で最大。大賀光貴店長は「地元の人たちと協力したイベントなどを開き、地域の魅力を発信する場にもしたい」としている。
 無印良品は、良品計画(東京)が手掛ける生活雑貨などのブランド。この店舗は複合商業施設の敷地内に位置し、スーパーなどに隣接しており、「日々の買い物のサイクルに無印良品を取り入れてほしい」というコンセプトがある。
 同社によると、販売する商品は食品や衣料、家具など計約7500種。キンパ(韓国風のり巻き)など冷凍食品や、量り売りの菓子の売り場も設けた。同市と連携した防災コーナーもあり、非常時用携帯トイレなどのセット(5490円)などを販売。店舗周辺地区のハザードマップも展示している。
 開店初日は多くの人が訪れ、食品を手に取ったりスタッフから説明を受けたりしながら買い物を楽しんでいた。同市高城台2丁目の活水女子大4年、門馬可純さん(22)は「シンプルなデザインと種類が豊富な点が好き。これまで県内になかった商品もあり、選ぶ楽しみが増えた」と話した。
 不定休で、営業時間は午前10時~午後9時。

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