「雲仙BASE」24日オープン 旧小中校舎が交流拠点に 体験イベントも

雲仙BASEで行う身体づくり教室のプログラム作りをするスタッフ=雲仙市小浜町、旧雲仙小中学校

 長崎県雲仙市小浜町雲仙の旧市立雲仙小中校舎を、コワーキングスペースなどとして活用する交流拠点「雲仙BASE(ベース)」が24日オープンする。当日は午前11時から午後4時まで英会話、ヨガ、お菓子作りなどの体験イベントや地元グルメ販売がある。
 同校は小中併設だったが2008年に中学校、20年に小学校がそれぞれ閉校。学年ごとの教室や図書室、家庭科室、音楽室、多目的ホールなど約20室がある。雲仙温泉街に近く、住民や温泉街を訪れる客が学び、交流できる場として活用することで、移住・定住の促進や地域経済の活性化につなげる試みだ。
 市が3年間の実証実験として、各部屋を活用する事業者を公募。収益を確保しながら継続できる運営形態を検討する。まずはコワーキングスペースや語学教室などの6事業者が入居してスタートし、今後も事業者の募集を続ける。
 施設に常駐する交流コンシェルジュ(案内役)の樋上龍矢さん(32)=同市地域おこし協力隊員=は「交流や体験活動を通して、新たなチャレンジを後押ししますので、ぜひご利用ください」とPRしている。

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