「核なき世界基金」1周年 核被害者支援を議論 30日 長崎でワークショップ

 長崎と広島の平和団体やカトリック教会の関係者でつくる「核なき世界基金」は30日午後1時半~4時、長崎市平野町の市平和会館ホールで、同基金の創設1周年を記念したワークショップ「世界のヒバクシャとともに-支援のあり方を考える」を開く。動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信する。当初7月10日に開催予定だったが、大雨の影響で延期していた。
 同基金の運営委員を務める朝長万左男氏や、非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の川崎哲国際運営委員ら、核廃絶運動に取り組む5人が登壇。世界の核被害者の実態などについて講演する。討論会もある。議論した内容は、来年3月にオーストリアで開かれる見通しの「核兵器禁止条約」の締約国会議に向けた提言に盛り込む予定。
 入場無料。会場での参加は申し込みが必要。定員は150人。ファクス(095.847.1970)で24日まで。住所、氏名、連絡先を記入する。問い合わせは朝長氏(電090.9400.1943)。

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