10人前後が戦力整理の対象か 積極補強のロッテ、ドラフト後の支配下枠は現状75人

ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】

今季は3選手を支配下登録、シーズン中に外国人2人&小窪を獲得した

今月11日に行われた「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」では支配下で計77選手が12球団から指名を受けた。一方で第1次戦力外通告期間が進み、各球団が来季に向けた戦力整理を進めている。ここでは各球団のドラフト指名人数、現時点での支配下登録数を検証する。

今回は16年ぶりのリーグ制覇へ向け、オリックスと熾烈な優勝争いを繰り広げているロッテ。ドラフト会議では1巡目で市和歌山高・松川虎生捕手を一本釣り。2位に強打の国士舘大・池田来翔内野手、3位で最速154キロ右腕の廣畑敦也投手(三菱自動車倉敷オーシャンズ)を指名するなど、計5選手の交渉権を得た。

チームが優勝争いをしていることもあるのか、ここまで選手への戦力外通告はなされていない。ロッテは今季、支配下65人で開幕に向けて調整を進め、3月中旬に本前郁也投手、5月に高濱卓也内野手、8月に植田将太捕手を支配下登録。さらに、4月にアデイニー・エチェバリア内野手、8月にエンニー・ロメロ投手と小窪哲也内野手を獲得した。また、DeNAとの交換トレードで国吉佑樹投手、中日との交換トレードで加藤匠馬捕手を得た。一方、5月に清田育宏外野手を自由契約としており、支配下選手は上限の70人に達している。

これにドラフト指名5選手を加えれば75人に。今年にならって66人前後で来季の開幕を迎えようとすれば約10人前後が戦力整理されることになる。シーズン中の積極補強も実を結んで優勝争いを繰り広げているロッテ。この先の動きも注目される。

〇ロッテ(支配下70人)

・ドラフト
1位 松川虎生捕手(市和歌山高)
2位 池田来翔内野手(国士舘大)
3位 廣畑敦也投手(三菱自動車倉敷オーシャンズ)
4位 秋山正雲投手(二松学舎大付高)
5位 八木彬投手(三菱重工West)(Full-Count編集部)

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