ベルギー1部サンジロワーズの東京五輪代表MF三笘薫(24)が加入した舞台裏をスポーツディレクターが語った。
ベルギーメディア「HeT Nieuwsblad」は「ミトマニア」との見出しで売り出し中の三笘特集を掲載。プロ選手になるまでのサッカーキャリアを紹介した上で「彼は英語をほとんど話せず、プロとして2年しかプレーしていない」としながらも、サラン戦(16日)に途中出場ながらハットトリックをマークした活躍していると伝えている。
また、三笘はイングランド・プレミアリーグのブライトンと契約するも英国の就労ビザが得られないため、期限付き移籍でベルギーリーグ参戦している。この経緯について、サンジロワーズでスポーツディレクターを務めるクリス・オローリン氏は同メディアに「私たちはブライトンによって三笘の獲得を強制されていない」とし、クラブ側の意向で獲得したことを強調した。
その上で「私たちは彼のようなタイプの選手を探していたが、ブライトンに完璧なプロフィールを持った選手がいた。三笘も監督との話し合いの後で、サンジロワーズを選んでくれた」と、ブライトンとはオーナーが同じ兄弟クラブだが「管理上、2つのクラブは別々だ」と説明した。
同SDは「三笘はスプリント中にボールをうまくコントロールできるスピードデーモン」と評価しており、サンジロワーズでさらなる飛躍を果たし、世界最高峰のイングランド・プレミアリーグにステップアップするのは間違いなさそうだ。