【PLプレビュー】不安定な戦いが続くマンU…宿敵リバプールに勝てば勢い付くが…

 不安定な戦いが続くマンチェスター・ユナイテッドにとって、嫌なタイミングで宿敵リバプールと激突。未だの無敗のライバルを倒せば一気に上昇気流に乗るのとは反面、もし敗北すれば監督の去就に大きな影響を及ぼすだろう。

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欠場者情報
マンチェスター・ユナイテッド
・直近のUEFAチャンピオンズリーグのアタランタ戦で、ブルーノ・フェルナンデス、フレッジ、マーカス・ラッシュフォードが負傷。軽傷ではあるものの、リバプール戦出場は微妙だ。
・アントニー・マルシアルがフィットネスを回復させベンチ入りの見込み。しかし鼠蹊部を痛めているラファエル・ヴァランヌは引き続き欠場だ。

リバプール
・ふくらはぎを痛めているチアゴ・アルカンタラは、11月の代表期間明けに復帰する見込みだ。

マッチプレビュー
マンチェスター・ユナイテッド
・リバプールとのリーグ戦ここ10試合でマンUは1勝しかできておらず(6分3敗)、昨シーズンの同カードでは2-4で敗れている。
・マンUは昨シーズンのリバプール戦で、ホーム5回目となる4失点を喫する。クラブ史上で2戦連続で4失点敗北を喫したのは、1961-62シーズン(1-4)と1962-63シーズンのバーンリーだけだ。
・マーカス・ラッシュフォードはリバプール戦8試合で4ゴールを挙げており、より多く決めているのはウェイン・ルーニーのみだ(6得点)。
・ブルーノ・フェルナンデスが生み出したチャンスのうち9回はメイソン・グリーンウッドがゴールを獲得。今シーズン最もチームメイトにお膳立てしている。

リバプール
・2018年3月にアウェイでマンUに敗れて以来、リバプールは「ユナイテッド」と名の付いたチームに25戦無敗(18勝7分)。今節も敗北を免れれば、1998年10月から2000年11月にかけてブレントフォードが記録した、サッカー界史上最長の26戦無敗に並ぶ。
・リバプールはリーグ18戦無敗を維持していて、イングランドトップ4部リーグで最も長い(13勝5分)。さらにリーグ戦アウェイではここ5回で3ゴール以上を決めており、これより長いのは最長記録を持つマンUだけだ(6戦)。
・モハメド・サラーはマンUとのアウェイ2試合で3得点をマーク。リバプールの選手がマンUとのアウェイで3戦連続弾を挙げたことは一度もない。
・ロベルト・フィルミーノが挙げたリーグここ10得点は、全て敵地で挙げたもの。プレミアでより多くの記録を残したのは、オーレ・グンナー・スールシャール(2002年、11点)など3人だけだ。

不安が拭えないマンUが伝統の一戦に臨む Photo Getty Images

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